カラヴァッジョ 灼熱の生涯 の商品レビュー
石鍋氏の解説がもっと欲しかった。 本の内容自体は、カラヴァジオその人、の流れは解るが…その人が作り上げた作品に対しての説明or描かれた絵の時状況が一致していない
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●奇行と暴力の殺人者にして同性愛者=カラヴァッジョ像から極力スキャンダラスな面を省いて説明しようとした解説書。 ●読みながらしみじみと湧き上がってきたのは、「・・・この人、躁鬱病患者なのでは?」と言う感想。カラヴァッジオの劇的、破壊的な絵(たとえば本作表紙の『ホロフェルネスの首を...
●奇行と暴力の殺人者にして同性愛者=カラヴァッジョ像から極力スキャンダラスな面を省いて説明しようとした解説書。 ●読みながらしみじみと湧き上がってきたのは、「・・・この人、躁鬱病患者なのでは?」と言う感想。カラヴァッジオの劇的、破壊的な絵(たとえば本作表紙の『ホロフェルネスの首を斬るユディット』)を連想すると、尚更描かない時は実際に暴力に走ってそうな感じが。(まあ血の流れない穏当(?)な宗教画も普通に描いてるんだけどさ・・・。) ●ともあれ芸術家と言うのは変な人じゃないとおはなしにならないと言う説もあるので、いいのでしょう。現代にいたら、描く間もなく檻の中っぽいけどね。
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