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フレーゲ著作集(3) の商品レビュー

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2022/01/14

真理と論理法則 【論理法則は、基本的な諸法則に還元することが可能だが、それらは、何か「我々の本性及び外的事情」によって強制されているように思われる。(ゴットロープ・フレーゲ(1848-1925))】  「さて、何故またいかなる権利をもって我々がある論理法則を真と承認しうるの...

真理と論理法則 【論理法則は、基本的な諸法則に還元することが可能だが、それらは、何か「我々の本性及び外的事情」によって強制されているように思われる。(ゴットロープ・フレーゲ(1848-1925))】  「さて、何故またいかなる権利をもって我々がある論理法則を真と承認しうるのかという問いに対し、論理学はただ、論理学が当の法則を他の論理諸法則に還元することによってのみだと答えうる。これが可能でない場合には、論理学は回答を出さないままにする他はない。論理学の外に出るなら、次のように言いうる。即ち、我々の本性及び外的事情によってこの判断を下すよう我々は強制されるのであり、そして判断を下す場合には我々はこの法則―――例えば同一性の法則―――を斥けることはできず、もし我々の思考を混乱させ結局判断を一切断念してしまうことを望まないならば、我々はその法則を承認しなければならない、と。私はこの見解を論駁しようとも確証しようとも思わない。」 (ゴットロープ・フレーゲ(1848-1925)『算術の基本法則』序言 XVII、フレーゲ著作集3、p.21、野本和幸) (索引:真理、論理法則)

Posted byブクログ