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神田鶴八 ちょっと小粋な鮨ばなし の商品レビュー

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2011/06/10

 ふとしたときにまた読みたくなる本って、誰にでも何冊かあると思うのです。ボクの場合、その一冊の中に師岡幸夫さんの「神田鶴八鮨ばなし」があります。  この本はとても好きなあまり、友人へ勧めたり、ちょっとしたプレゼントとしてあげたりすることも今まで何度もあります。故に、自分の家に...

 ふとしたときにまた読みたくなる本って、誰にでも何冊かあると思うのです。ボクの場合、その一冊の中に師岡幸夫さんの「神田鶴八鮨ばなし」があります。  この本はとても好きなあまり、友人へ勧めたり、ちょっとしたプレゼントとしてあげたりすることも今まで何度もあります。故に、自分の家にはなく、読みたくなるたびに改めて買う訳です。  そして久々に読みたくなって、ネットでポチッと買ったつもりが、間違えたんですね。届いたのが同じ著者のこの本。  表紙を見てわずかにがっかりしながらも、他にも著書があったんだ〜と、予期せぬ収穫とばかりに読みすすめると、やっぱりね、読んでよかったです。  できれば前述の「神田鶴八〜」から読んでいただきたいです。あくまで後編というか続編的に読みますと、細々とした補完がされているといいますか、親方の哲学、美学、粋といったものが、より伝わります。  頑固親父の独り言といってしまえばそれまでですが、温故知新。現在、現代に足りないエキスのヒントがここには詰まっている気がしてなりません。  昭和の歴史、風情、情緒、民俗、美学を通じて、人としての歩き方、人生哲学に言及されていくこの著書は、ドラッガーにも劣らぬマネジメント哲学を含んだ、ある種「ビジネス書」「自己啓発本」的な側面も併せ持っています。  これからも周りの人にすすめていきたいですね。

Posted byブクログ