「老い」の現在進行形 の商品レビュー
もはやうろ覚えだが、吉本がいい人ならいい人なりの介護をすればよいし、意地悪な人なら意地悪な人なりの介護をすればよい、と話していたのが印象的だった。 そのあとで「今日に生きる親鸞」を読んで、あ、あれは親鸞の考え方をなぞっていたのか、と気がついて、よけいに腑に落ちた。 吉本さんが亡...
もはやうろ覚えだが、吉本がいい人ならいい人なりの介護をすればよいし、意地悪な人なら意地悪な人なりの介護をすればよい、と話していたのが印象的だった。 そのあとで「今日に生きる親鸞」を読んで、あ、あれは親鸞の考え方をなぞっていたのか、と気がついて、よけいに腑に落ちた。 吉本さんが亡くなった・・・合掌。
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吉本隆明と三好春樹の〈老い〉の現在進行形を読みました。介護の職人、吉本隆明に会いにいく、というサブタイトルがついていました。吉本隆明というと30年前に友人に勧められて読んだ共同幻想論を連想してしまいます。この対談は、老人となってしまい体の老化が進んでしまった状況の吉本隆明と、介護...
吉本隆明と三好春樹の〈老い〉の現在進行形を読みました。介護の職人、吉本隆明に会いにいく、というサブタイトルがついていました。吉本隆明というと30年前に友人に勧められて読んだ共同幻想論を連想してしまいます。この対談は、老人となってしまい体の老化が進んでしまった状況の吉本隆明と、介護の職人である三好春樹の対談集です。話題は介護だけにとどまらず、老いるとはどういうことか、日本人の死生観などに及んでいます。年をとったらこんな事を考えないといけなくなるんだなあ、と年寄りの予備軍であるkonnokは考えてしまうのでした。
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