聖書入門 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
面白かった!ユダヤ教はイスラエルの歴史に結びつきが深く、唯一神ヤハウェに対する信仰と律法の服従を求められている。キリスト教はユダヤ教の宗派の一派からだと思われていたが、ユダヤ教徒の支持者がキリストの復活のあとにキリスト教に改宗していき、さらに信徒がキリストを聖書に絡めた出来事や人物を作りあげ美術作品が生まれ世俗化し広い地域で信仰された。プロテスタントは印刷技術の発明から聖書が印刷され、当時教会主義のキリスト教ではなく聖書のみを権威とすることができた。これらはさまざまな聖書の文献の元は旧約聖書であっても、それぞれ信じる箇所が異なっていたりする。聖書は誰が何を信じたいかによってどの本を教義に含めるか選ばれているのだと思った。なにより長い歴史ある著作ゆえ歴史書にもなり得る。これからも研究され続ける文献が聖書なのだと思う。
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聖書について絵画などをたくさんのせた入門書。 特に旧約聖書にうとかった私は発見の数々。旧約聖書には歴史書や男女の恋愛文もあるとは。ヘブライ語以外の言語で書かれたところもあるとか。巻末の年表も史実の年代と起きたことが見開きでわかり、良かった。一日少しずつ読み返しながら読み続けた。
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原書名:La Bible 第1章 「聖書」とは何か 第2章 歴史書 第3章 聖文学―知恵文学と詩 第4章 預言書と黙示文学 第5章 新約聖書 第6章 2000年のあいだ読みつがれて 資料篇―聖書の物語 著者:ピエール・ジベール(Gibert, Pierre, 1936-、フラ...
原書名:La Bible 第1章 「聖書」とは何か 第2章 歴史書 第3章 聖文学―知恵文学と詩 第4章 預言書と黙示文学 第5章 新約聖書 第6章 2000年のあいだ読みつがれて 資料篇―聖書の物語 著者:ピエール・ジベール(Gibert, Pierre, 1936-、フランス、カトリック司祭) 監修:船本弘毅(1934-2018、静岡、神学) 訳者:遠藤ゆかり(1971-、翻訳家)
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最近ギリシア神話、仏教、キリスト教を同列に読み進めている。 美術史系を深めるにあたり、少しずつこの三つを深めていけたらと思う。 旧約聖書の中にあるお話とこれはどういうつながりの昔話かなかなか分からなかったものが少しつながり整理されたことがよかった。もう少し読んで深めていきたい...
最近ギリシア神話、仏教、キリスト教を同列に読み進めている。 美術史系を深めるにあたり、少しずつこの三つを深めていけたらと思う。 旧約聖書の中にあるお話とこれはどういうつながりの昔話かなかなか分からなかったものが少しつながり整理されたことがよかった。もう少し読んで深めていきたい。
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入門者の僕としてはありがたかった。 ”イスラエル”の意味とか興味深かったし、 いつも新約ばかりだったので、 旧約の世界が分かってよかった。
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本書は6章から成り、第1章で聖書の成り立ちと特色を明らかにし、第2章から第4章で旧約聖書、第5章で新約聖書の内容が紹介され、第6章では「2000年のあいだ読みつがれて」という標題の下に、聖書の翻訳と解釈の歴史が説明され、現代に生きるわたしたちにとって聖書が何を意味するかが述べられ...
本書は6章から成り、第1章で聖書の成り立ちと特色を明らかにし、第2章から第4章で旧約聖書、第5章で新約聖書の内容が紹介され、第6章では「2000年のあいだ読みつがれて」という標題の下に、聖書の翻訳と解釈の歴史が説明され、現代に生きるわたしたちにとって聖書が何を意味するかが述べられ、「キリスト教徒であるか否かにかかわらず、今後もわれわれ人類にとって聖書は、つねに普遍的な知恵をもたらし、文学や音楽、演劇など、豊かな芸術作品を生みだす源でありつづけるだろう」という言葉で結ばれています。そのあとの資料篇では、聖書のドラマを形成する重要な聖書の箇所が引用され、さながら聖書の中の聖書といった貴重な読み物となっています。
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そりゃ聖書読む上では知っておいた方がいいけど、内容が少し偏ってる。解説も簡潔にまとめた雰囲気だけど、特に新約聖書は内容が薄い。たぶん全く聖書やキリスト教について知らない人が読んでも入門の入門くらい。ただ芸術作品と合わせて説明があるのが良かった…かな。
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徳島にある「大塚国際美術館」への旅行のための勉強本として借りる。 http://www.o-museum.or.jp/japanese/index.html
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