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クルミわりとネズミの王さま の商品レビュー

3.7

25件のお客様レビュー

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2019/12/15

『フランダースの犬』、『クリスマス・キャロル』に続く、クリスマス・シーズンに読む岩波少年文庫。 『くるみ割り人形』ってたしかクリスマスの話だったよな、くらいの感じで選びましたが、表紙のツリーが素敵。  これもタイトルが有名なわりに原作をちゃんと読んだことがないって人は多い...

『フランダースの犬』、『クリスマス・キャロル』に続く、クリスマス・シーズンに読む岩波少年文庫。 『くるみ割り人形』ってたしかクリスマスの話だったよな、くらいの感じで選びましたが、表紙のツリーが素敵。  これもタイトルが有名なわりに原作をちゃんと読んだことがないって人は多いのでは。  読み始めて「あれ、主人公の名前はクララだったよな?」と思ったのですが、1816年発表のホフマン原作では主人公の名前はマリー。クララはマリーのもっている人形の名前としてでてきます。その後、アレクサンドル・デュマによるフランス語版で主人公はクララに。ストーリーもだいぶ改変され、それを元にできたのがチャイコフスキーのバレエ『くるみ割り人形』。1892年初演。  私の世代だとサンリオの人形アニメが思い出されますが(といっても見たわけではないので話まで覚えてない)、最近だとディズニーが『くるみ割り人形と秘密の王国』のタイトルで映画化してます。  というわけで、その後のバレエ版、映画化、アニメなどでもストーリーにいくつかバージョンがあるようです。(ディズニー映画版だとクララのお母さんがマリーになっている)  ホフマンの原作だとファンタジーと現実の境がぎこちない印象で、マリーとくるみ割り人形とのロマンスもなんとなく無理があるような。 それでもクリスマスの夜におもちゃたちが動き出し(軽騎兵の中隊!)、ネズミの王さまと戦うという物語はわくわくしますし、子供たちが別室で待たされたあと、クリスマス・ツリーの用意ができた部屋に通される場面の美しさ、人形の国のキラキラ感が楽しいです。  「これはね、オレンジ川なんです。」マリーがたずねると、クルミわりはそうこたえました。「でも、このいい香りはべつとして、大きさや美しさからいえば、アーモンドミルク湖へ流れこんでいるレモネード川とはくらべものになりませんよ。」 

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2019/11/30

「くるみ割り人形」ってこんな話だったのか。少女マリーがクリスマスのプレゼントにもらったくるみ割り人形にまつわる、不思議な出来事。 思ったよりファンタジーだった。あと、かたいクルミのおはなしに出てくる王さまの言動に笑った。

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2017/06/23

三鷹の森で買った本! 海外原作の本だから日本語おかしいなと思ったけど アニメにして見てみたいなと思える本だった! 素敵なお話しだったし、読み終わった後に 宮崎駿さんが描いた背表紙の絵が あの場面だー!ってなった\(^o^)/

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2017/03/05

三鷹ジブリの森で購入。 宮崎監督おすすめになってて、気になり購入。 おんがくのくるみ割人形は、聴いたことあるけど、 物語りを読んだのは、初めて。 子供の頃に読んだら、もっと純粋に物語りに入り込んで、楽しめただろうな。それでも、大人でも楽しめる。 アニメーション化されることがあれば...

三鷹ジブリの森で購入。 宮崎監督おすすめになってて、気になり購入。 おんがくのくるみ割人形は、聴いたことあるけど、 物語りを読んだのは、初めて。 子供の頃に読んだら、もっと純粋に物語りに入り込んで、楽しめただろうな。それでも、大人でも楽しめる。 アニメーション化されることがあれば、観てみたい。

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2015/05/24

ジブリ美術館で、宮崎駿さんのイラストカバーを見て購入。 くるみ割り人形は、小さい頃読んだけどなんとなく怖い印象が強かったです。 軍隊を率いて戦うというのは、あまり私が読んでいた日本の本に無かったからかも? 今読むと、現在と、戦う場面、おじさんのお話、そしてお菓子の国の場面が素敵に...

ジブリ美術館で、宮崎駿さんのイラストカバーを見て購入。 くるみ割り人形は、小さい頃読んだけどなんとなく怖い印象が強かったです。 軍隊を率いて戦うというのは、あまり私が読んでいた日本の本に無かったからかも? 今読むと、現在と、戦う場面、おじさんのお話、そしてお菓子の国の場面が素敵に組み上がって物語になっているのが良いなあ。 女の子は自分の物語の中でいつでもお姫様になれるのですね。

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2014/12/26

えっ?そういう終わりですか⁇という感じでした。 よくわからないなーという感じがしましたが、翻訳の問題でしょうか?

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2014/11/08

キャンペーンで宮崎駿さんデザインのカバーが 貰えるということで購入。 ジブリの森で購入したら貰えるものと同じようです。 幼い頃読んでいなかったはずなので、 タイトルだけ知っていて中身を知らない本の ひとつでした。 少女の空想の世界の中に入り込むような気持ちで ちょっと夢見るよう...

キャンペーンで宮崎駿さんデザインのカバーが 貰えるということで購入。 ジブリの森で購入したら貰えるものと同じようです。 幼い頃読んでいなかったはずなので、 タイトルだけ知っていて中身を知らない本の ひとつでした。 少女の空想の世界の中に入り込むような気持ちで ちょっと夢見るような読後感。 大人になった今、うわぁ!面白かった!という より、だから物語っていいのよね! という気持ちになりました。

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2014/07/17

現実とファンタジーが入り混じったお話。 主人公のマリーの健気さが愛おしい。 作者が実際に子どもに話して聞かせているような書き方をしていて読者に語りかけるところで現実に引き戻される。 クルミわりとネズミ王の最後の決戦があっさりし過ぎておどろいた。 教訓とか説教じみたものが...

現実とファンタジーが入り混じったお話。 主人公のマリーの健気さが愛おしい。 作者が実際に子どもに話して聞かせているような書き方をしていて読者に語りかけるところで現実に引き戻される。 クルミわりとネズミ王の最後の決戦があっさりし過ぎておどろいた。 教訓とか説教じみたものがない純粋なお話に思いました。

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2014/06/16

ときには空想の世界に遊ぶのもよきことかな。 これが1800年初頭のお話というのだから、まあ昔話はもっと昔からあるので、そんなに驚くことでもないけど、驚きです。 ちなみに、これは先日行ったジブリ美術館にて、くるみわり人形の展示があり、そこでこの本が紹介されていたので、読んでみま...

ときには空想の世界に遊ぶのもよきことかな。 これが1800年初頭のお話というのだから、まあ昔話はもっと昔からあるので、そんなに驚くことでもないけど、驚きです。 ちなみに、これは先日行ったジブリ美術館にて、くるみわり人形の展示があり、そこでこの本が紹介されていたので、読んでみました。

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2013/11/23

チャイコフスキーの楽曲で有名な「くるみ割り人形」の原作です。少女の空想の中、くるみ割り人形はおもちゃの兵隊とともにネズミと戦い、お菓子の国へと少女を誘うのです。 甘いお菓子のような幻想的な世界でありつつ、原色に彩られたような酩酊感をも催します。そして鮮やかな光を投射して出来る濃い...

チャイコフスキーの楽曲で有名な「くるみ割り人形」の原作です。少女の空想の中、くるみ割り人形はおもちゃの兵隊とともにネズミと戦い、お菓子の国へと少女を誘うのです。 甘いお菓子のような幻想的な世界でありつつ、原色に彩られたような酩酊感をも催します。そして鮮やかな光を投射して出来る濃い影もそこにはあります。何とも面白い読後感でした。

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