イワンのばか の商品レビュー
今までトルストイを長…
今までトルストイを長編小説を手がける作家だと誤解していました。この作品に掲載された沢山の短編小説は実に読みやすく、楽しく、そしてタメになるものばかりです。文学史上最高峰の作家へ挑戦する入門書としてお勧めです。
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トルストイの代表作と…
トルストイの代表作といえる一作、この前、久しぶりに読んだら小学生のときには分からなかった事が分かって、少し嬉しかったです。
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中途半端に小利口であ…
中途半端に小利口であるならば、いっそ全くの阿呆であった方が、人生は楽しめるのかも知れない。童話と言うより、寓話です。
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ロシアの あの支配者に読んでもらいたい。 馬鹿は きっと最強なのかもしれない。 アファナーシイは良いことをしたと思う。 キリスト教の布教書って感じ。
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「ばか」には悪いイメージがつきものだが、内容はうってかわってイワンがしあわせになるようすが描かれたものだ。見方を変えれば短所も長所として活かせることを発見し、自分の能力をどう活かせるか考えるようになってほしい
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図書館で。 イワンのばかって読んだことないなぁとか思って借りてきたんですが、何年か前に借りて読んだみたい。ブクログのレビューにまるっきり同じことが書いてあった… というわけで3人兄弟の末っ子が悪魔に勝つ話なのである意味おとぎ話の王道。農家は強し、というか第一次産業は強し。でも...
図書館で。 イワンのばかって読んだことないなぁとか思って借りてきたんですが、何年か前に借りて読んだみたい。ブクログのレビューにまるっきり同じことが書いてあった… というわけで3人兄弟の末っ子が悪魔に勝つ話なのである意味おとぎ話の王道。農家は強し、というか第一次産業は強し。でも大草原の小さな家シリーズを読むと農業ってキビシイって思うんですけどね… 地に足の着いた生活って言うのが昔のステイタスだったんだろうな~なんて思います。今も昔もそう変わらないはずですけどねぇ。
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子供の時から繰り返し読んでいるトルストイの民話集。説教くさいところがあるし、プロットは単純で面白いとは言えない。それでも、何度読んでもこれらの物語には感動する。素朴な美しさに惹きつけられるからだと思う。畑で一生懸命に働くイワンとか、コツコツと靴を作り続ける職人のマルティンとか権力...
子供の時から繰り返し読んでいるトルストイの民話集。説教くさいところがあるし、プロットは単純で面白いとは言えない。それでも、何度読んでもこれらの物語には感動する。素朴な美しさに惹きつけられるからだと思う。畑で一生懸命に働くイワンとか、コツコツと靴を作り続ける職人のマルティンとか権力とは無縁で、地道に生きている人たちの美しさを、トルストイは愛情をこめて鮮やかに描き出す。私はキリスト教を信仰しているので、トルストイの信仰心の深さにも心を打たれる。トルストイを通して、キリストの優しさを感じる。
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「トルストイの民話」を読んだのは大学生のとき。 「人はなんで生きるか」は素晴らしいよと聞いて読んだけど、正直そこまでいいのかわからなかった。 なんか、説教くさい感じがしたというか、小言を言われている気分になったっていうか。。。 結局オチは神様かよ!とかいうツッコミをしてたの...
「トルストイの民話」を読んだのは大学生のとき。 「人はなんで生きるか」は素晴らしいよと聞いて読んだけど、正直そこまでいいのかわからなかった。 なんか、説教くさい感じがしたというか、小言を言われている気分になったっていうか。。。 結局オチは神様かよ!とかいうツッコミをしてたのも覚えています。 世界的な文豪に対してエラそうな態度ですね(笑) その「トルストイの民話」から代表作を集めたこの本を、なんでもう一度読む気になったのかはわからないのですが、なんだか読んでみたんですよ。 そしたら、やっぱり名作は名作なんだなって思いました。 自分が成長したってことかな? 生意気さが減ったかな??(笑) 昔は感じた“説教臭さ”だけど、ただの説教臭さではないなと思いました。 読むとこまで読めていなかったのだなと。 それをうまく言葉にできないのは私の未熟なところですが。 きっと、読む年齢によって読み方が変わったり、面白くなったり、一回で終わらない魅力があるのも名作たるゆえんなのでしょうね。 「本は、読まなくても本棚に置いてあるだけでいい。読めるときになったら手が伸びる。」とは私が大好きな絵本屋さんの言葉。 もう一回読んでも読み方が変わる自分になったからまた手に取る気になったのかな?なんて思います。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
【Impression】 あれや、イエスマンの元にでもなってんちゃうかって話やな。 ただ上手いところで断るあたり、「馬鹿」とは何において「馬鹿」なのかを考える必要がある。 イワンが無敵状態で過ごしているから、読んでてすっきりするわ。 にしても、デブの商人のとこやったっけかで悪魔が露天で品物を干上がらせてしまう、って流れは恐ろしかった。 経済学の本にも使えそう 【Synopsis】 ●3人兄弟と1人の妹がいた。長男は優秀な兵士、次男は商人として成功を収めたが、三男は馬鹿で妹は耳が聞こえず喋れもせずというどうしようもない状況だった ●そこに悪魔と3匹の小悪魔が登場。3人を仲違いさせる目的で一度送り込まれたが、イワンのせいで防がれてしまい、再度妨害に向かう ●この度もイワンが全て長男次男の行為を許してしまい、さらに勤勉に働き、小悪魔達も次々と見つかってしまった。さらにイワンは小悪魔から能力を受けとり、全て追い返す ●親玉悪魔が登場。再起を果たした長男次男を滅ぼし、イワンのもとへ向かう。しかしことごとく失敗。そこで「なぜ身体を使ってしんどい働き方をするのか。もっと頭を使え。俺が説明してやる」という ●ところが意思疎通が取れておらず、イワンは文字通り「頭を使う」仕事だと思う。悪魔が連日ぶっ通しで民衆に語りかけるが通用せず、疲れから頭を壁に打ち付けてしまった ●それを聞いたイワンは「とうとう頭を使った仕事をはじめたか」と喜び見に行くと、階段を頭から転げ落ちる悪魔を見つける。そして例の如く地面に穴が開いていることを発見、悪魔だと見破ってしまった。ここでも悪魔はイワンの馬鹿を看破することはできなかった。果たして馬鹿とは何なのか
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神とか聖書って言葉が出るとなんとなく拒否反応が出るけど、この話はすんなり入ってきた。とても尊敬できる考え方ではあると思う。自分がそうなりたいかは悩むけど。
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