竹炭工芸への招待 の商品レビュー
炭焼きで生計を立てる、しかも木炭ではなく竹炭のみという生き方にチャレンジし、苦労の末の成功に至るまでの道のり、およびノウハウなどを懇切丁寧に著した本。木炭と比べて難易度の高い竹炭製造のこつや、できた竹炭を販売する方法、など、技術的な情報を惜しげもなく伝えていて、参考になる。 生...
炭焼きで生計を立てる、しかも木炭ではなく竹炭のみという生き方にチャレンジし、苦労の末の成功に至るまでの道のり、およびノウハウなどを懇切丁寧に著した本。木炭と比べて難易度の高い竹炭製造のこつや、できた竹炭を販売する方法、など、技術的な情報を惜しげもなく伝えていて、参考になる。 生命力の強い竹は、過疎が進む農村地帯においては、放置するとどんどん畑を侵食したり、里山の景観を損ねたりするのでかなりやっかいもの扱いになる。別の本で、最近はあまりニュースにならないが、一時期かなりニュースなどで取り上げられていた、松枯病。原因がセンチュウだということで、農薬をばんばん撒く対策が取られているが、実は原因はセンチュウではなく、土質の酸性化によるものと言われてきているらしい。竹炭を森林に撒くことで、土質を中和させる効果もありそうだし、工芸品以外の再利用として、竹炭は有効な手段と思う。
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