1,800円以上の注文で送料無料

竹炭工芸への招待 の商品レビュー

4

1件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2017/04/28

炭焼きで生計を立てる、しかも木炭ではなく竹炭のみという生き方にチャレンジし、苦労の末の成功に至るまでの道のり、およびノウハウなどを懇切丁寧に著した本。木炭と比べて難易度の高い竹炭製造のこつや、できた竹炭を販売する方法、など、技術的な情報を惜しげもなく伝えていて、参考になる。 生...

炭焼きで生計を立てる、しかも木炭ではなく竹炭のみという生き方にチャレンジし、苦労の末の成功に至るまでの道のり、およびノウハウなどを懇切丁寧に著した本。木炭と比べて難易度の高い竹炭製造のこつや、できた竹炭を販売する方法、など、技術的な情報を惜しげもなく伝えていて、参考になる。 生命力の強い竹は、過疎が進む農村地帯においては、放置するとどんどん畑を侵食したり、里山の景観を損ねたりするのでかなりやっかいもの扱いになる。別の本で、最近はあまりニュースにならないが、一時期かなりニュースなどで取り上げられていた、松枯病。原因がセンチュウだということで、農薬をばんばん撒く対策が取られているが、実は原因はセンチュウではなく、土質の酸性化によるものと言われてきているらしい。竹炭を森林に撒くことで、土質を中和させる効果もありそうだし、工芸品以外の再利用として、竹炭は有効な手段と思う。

Posted byブクログ