アンコモンセラピー の商品レビュー

ジェイヘイリー(著者),高石昇(訳者),宮田敬一(訳者)

2023/07/20

シンプリィライフさんのNOTE
人間も森もつながっているのかもしれない-シンクロニシティと共鳴現象-　より。
身体に刻まれる感情の地図
『アンコモンセラピー』

”頭は落ち着いているのに、身体がソワソワする。
あぁそうか。頭と身体は別物なのか。
頭で感情にフタをして抑え込んでも、身体の記憶が反応する。
感情の地図は身体に刻まれている”

https://note.com/matrix2021/n/n5a3cba903750

2011/10/22

私が催眠療法や解決志向ブリーフセラピーを勉強するきっかけになった本です。「すなわち行動を自発的に変える事を患者に指示する」という考え方がとても役に立っています。

2019/06/02

ミルトンエリクソンの実際のセラピーの例を取り上げて話が進められている本です。すごく興味深いけど、すーっと入ってくる内容ではなく、ふんだんに使われているミルトン言語を考えながら読まなくてはならない感じでした。自分には、まだ、早かったかもしれません。もう少し、理解が進んでから読み直したい本です。

2009/10/04

ただ今、読書会のテキストとして使用中。
エリクソンの治療例集。

エリクソンの弟子のうちでもっとも理論派。
コミュニケーション理論でバッサリと世の中をぶった切るヘイリー。
彼による著作です。
理屈っぽいヘイリーですがこのアンコモンセラピーでは理屈っぽさは抑えられていてヘイリー色は薄いです。

大量の治療例が載っているので実際のエリクソンを知るのに一番。

この本は症例中心なんでわからない人が最初に読むとやっぱりなんのことやらわかりません（笑）

ヘイリーが第一章で触れているエリクソンの技術や理論は具体例があまり挙げられていないので読めば読むほどわからないことでしょう。

もともとわかっている人には「ああ、あのことね。はいはい。」ってわかるんですけど。

でも、素晴らしい名著です。
いまだに読むたびに発見があります。
わかる人には本当に宝の山。

ええ、全てのエリクソニアンにとってバイブルですよ、バイブル。

ただし、いきなりこれから読み始めると挫折しやすいという諸刃の剣でもあります。

あ、あとヘイリーがここで導入している「ライフサイクル」という発想は当時のアメリカと現代日本との違いを考慮に入れなければならないとはいえ、実際、現場で問題解決にあたるときにはとても有効な概念だとぼくは感じています。