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老人ホーム の商品レビュー

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2024/03/12

老人施設の入居者8人と寮母の、一夜のとある時間のそれぞれの心情や会話を同時進行の形で書かれたもの。実験的と謳われるだけあり、とても革新的。各章の始めに彼ら彼女らの年齢やCQ値が示してありカルテを見ながら推しはかる様な気分にもさせられた。痴呆の老人に君臨するかの様な寮母の存在も興味...

老人施設の入居者8人と寮母の、一夜のとある時間のそれぞれの心情や会話を同時進行の形で書かれたもの。実験的と謳われるだけあり、とても革新的。各章の始めに彼ら彼女らの年齢やCQ値が示してありカルテを見ながら推しはかる様な気分にもさせられた。痴呆の老人に君臨するかの様な寮母の存在も興味深かった。

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2018/07/25

確かトヨザキ社長のオススメの一品。地方の進行度合いによって全く感じ方・見え方が変わってくるという事実を、同じ場面を三者三様の目線で描き上げることによって、見事にかつユニークに楽しませてくれる。最後の方、殆ど白紙のままってのも結構衝撃的。泡坂妻男的に興味深いんだけど、内容の方はとい...

確かトヨザキ社長のオススメの一品。地方の進行度合いによって全く感じ方・見え方が変わってくるという事実を、同じ場面を三者三様の目線で描き上げることによって、見事にかつユニークに楽しませてくれる。最後の方、殆ど白紙のままってのも結構衝撃的。泡坂妻男的に興味深いんだけど、内容の方はというと、繰り返し味わいたい域には達してないかも。ただ、解説を見ると他の作品も同様の趣向が凝らされているとのことで、そういう意味では気になる存在です。

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2015/11/29

 入居者八人と寮母の心情や発話を同時進行で描いた実験的小説。入居者それぞれ、痴呆の進行具合や運動能力は様々だけど、嫉妬や憎悪の感情、性欲だってある。いつまでも良くも悪くも人間的であるのに、正直に言うとそういったどろどろとした感情に少しぞっとした自分がいて、私はどこか老人を聖人視し...

 入居者八人と寮母の心情や発話を同時進行で描いた実験的小説。入居者それぞれ、痴呆の進行具合や運動能力は様々だけど、嫉妬や憎悪の感情、性欲だってある。いつまでも良くも悪くも人間的であるのに、正直に言うとそういったどろどろとした感情に少しぞっとした自分がいて、私はどこか老人を聖人視していたのではないかと思い反省した。して一番恐ろしいのは入居者を支配していると思い込んでいる独裁者寮母。この小説は狂っている。

Posted byブクログ

2009/10/14

ひどっ(笑) こういうものを楽しめるかといったら私は生活としても文字としてもまったく楽しめないのだけれど、歳を取ったら変わるんだろうか。ありがちな仕方の無い現実として笑うんだろうか。

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2011/07/18

一発ギャグのような…。 インパクトはあるのかもしれないけれど、再読には耐えない。 「この本を読んでくすりともできないなんてユーモアのセンスがない」と言われたら、そんなセンスはいらん!と即答できるよ。

Posted byブクログ