古くて豊かなイギリスの家 便利で貧しい日本の家 の商品レビュー
家に対する思い入れ 人との付き合い方 物事に対する価値観 家族の関係性 集合住宅を転々として育った私達夫婦は一軒家に憧れがあって、家を建てた。 でも家を建てることが最終目的ではなくて、そこから夫婦や家族の暮らしを作っていくという感覚でやってこれたのは幸せなことなんだと思う。 ...
家に対する思い入れ 人との付き合い方 物事に対する価値観 家族の関係性 集合住宅を転々として育った私達夫婦は一軒家に憧れがあって、家を建てた。 でも家を建てることが最終目的ではなくて、そこから夫婦や家族の暮らしを作っていくという感覚でやってこれたのは幸せなことなんだと思う。 過剰な消費社会については私も常々違和感を感じている。修繕するより新しくする方が安価だったり、エコだなんだで詰め替え商品が出てきても詰め替えの方が高価だったりということも関係しているのではないだろうか。 四季があって気候の変化が通年である日本と、穏やかな気候の海外では住宅の違いがあるのは当然だし、何せ地震大国日本 耐震については厳しくなるのは致し方ない部分もあるだろう。 難しい。 読み終えて思ったのは以下3点。 ・価値観は多様性があるということ ・思いがブレない様に人としての軸みたいなものを持っておきたいなということ ・心が貧しい人にはなりたくないということ
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生まれてから死ぬまで,私たちの日々の暮らしに住まいはなくてはならないものです。なので,どのような住まいで生活できるのか,は私たちの日々の暮らしの質を左右する大きな要因となります。本書は,住まいに関する示唆に富む辛口の論評満載の一冊であり,QOL(Quality of Life)を...
生まれてから死ぬまで,私たちの日々の暮らしに住まいはなくてはならないものです。なので,どのような住まいで生活できるのか,は私たちの日々の暮らしの質を左右する大きな要因となります。本書は,住まいに関する示唆に富む辛口の論評満載の一冊であり,QOL(Quality of Life)を高めるためにもお勧めです。「住まいは文化であり福祉である。」 *推薦者(教教)U.J *所蔵情報 http://opac.lib.utsunomiya-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA50198457?caller=xc-search
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少々イギリス持ち上げすぎかとも思うが、確かに日本の住宅事情の貧しさは認めざるを得ない。 イギリスのように、居心地のいい住まいは自分たちで作り上げていくものという考えかたが定着すればまた違ってくるんだろうな。
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今さらながら読んでみる。ちょっとイギリス礼賛・日本卑下が過ぎていて辟易するけど、まあ言いたいことはわからんでもない。というか、散々言いつくされてること、という感じだけど。 細かいことを言うと、友人のプロバンス風の家をぼろぼろに言っているけど、著者自身のイギリス田舎コテージ風の家...
今さらながら読んでみる。ちょっとイギリス礼賛・日本卑下が過ぎていて辟易するけど、まあ言いたいことはわからんでもない。というか、散々言いつくされてること、という感じだけど。 細かいことを言うと、友人のプロバンス風の家をぼろぼろに言っているけど、著者自身のイギリス田舎コテージ風の家というのも、本質的には同じでは、と思ったり。日本の土地で、住むの日本人、ですよね? と。 超私的意見だけど、街並みの統一感・美しさはなくても、個々人が好きな家が建てられるのがある意味日本のよさだと思う。このごちゃつき感・節操のなさはむしろ面白い・・・開き直りか。 しかしいろいろ考えると、現代の日本の地面に建てて、ふつうの日本人が住むためのベストな家(そこそこのコストで)って何だろう。
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よく比較される日本とイギリスの住宅事情。 どちらが良い悪いということではないか。 文化の違い、気候風土の違い、 何を重視するのかしないのか、 何に注力するのかしないのか、 何に時間やお金をかけるのかかけないのか、 何にこだわるのかこだわないのか。 一方、イギリスは冷凍食品が充実し...
よく比較される日本とイギリスの住宅事情。 どちらが良い悪いということではないか。 文化の違い、気候風土の違い、 何を重視するのかしないのか、 何に注力するのかしないのか、 何に時間やお金をかけるのかかけないのか、 何にこだわるのかこだわないのか。 一方、イギリスは冷凍食品が充実していて、 普段の食事には手間をかけない、という。 日本で生まれ育ったからには、 「住」以上に「食」にこだわりたい。
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お次は、家についての本を一気に読みました。 これおもしろくてさ、ほんとすぐ読み終わっちゃいました。 憧れる人は多いと思う、イギリスの家。というかヨーロッパの家々。 町並みとしてもすごくキレイで、そこで生活を営むこと自体に意味があるような。 静かで、歴史を持っていて、決して新しく...
お次は、家についての本を一気に読みました。 これおもしろくてさ、ほんとすぐ読み終わっちゃいました。 憧れる人は多いと思う、イギリスの家。というかヨーロッパの家々。 町並みとしてもすごくキレイで、そこで生活を営むこと自体に意味があるような。 静かで、歴史を持っていて、決して新しくはないけど必要なものはちゃんと揃っていて。 それに対して日本の家はやっぱりちょっと無機質で画一的なイメージがある。 どこもそんなに変わらないし、町並みはマックや消費者ローン、またはファミレスやデパートの看板で溢れてて、どこに行っても同じような暮らしができることはありがたいことだけど、ちょっと寂しい感じもする。 この差はなんなんだろ。 俺は今の自分の世代がそうだからか、家に対する意識の差ってすごいあると思う。 自分が24でマンションを買って思ったことが、「世代としては早すぎた」ってことでした。 これは、みんなが俺に対して思ってることかもしれない。 自分では、全然思ってないんですけどね。 普通は、20代のうちは賃貸で適当に暮らして、男は車や飲み代、趣味にお金を使う。女の人はファッションにも使うんだろね、あとはエステやジムとか習い事とかの自分磨き? もちろんデートやらでも使うけど、そんなとこかなと。で、結婚やら出産やらでお金は場当たり的にさらに必要になっていく。その間に引越しとかもしなきゃだし。で、気づいたら30過ぎて、いい年になってきて、そろそろマンションってのが基本線になるような。 家への意識が高まるのは、30過ぎたあたりですかね。でもそこまでに金は貯まってるのかな。貯めはじめて、やっと買えるようになる頃には35歳ってとこかなぁ。。。 (あくまでモデルケースね、周りの話を聞いたりしてる想像で書いてます。) てことは、あと10年賃貸で住み続けるわけですよね、家賃が7万として年間84万、10年で840万・・・俺にとっては大きいなぁ。同じお金を返済にあててる人もいる中で。 ま、購入するにしろ賃貸でいくにしろ、そこは焦点ではないんでどっちでもいいです。 でも、個人的には自分の家って言えるとこがあるのはすごく心地いいです。 この本を読んで、俺は「今の俺らの世代は家を寝床としてしか使わない」って人が多いから、家に対してお金をかける必要はないって考えてる人が多いんだろうなって感じました。 家と自分との関わりは、買ったら終わりじゃない。 というか、買ったら終わりにしちゃいけない。 オン・ゴーイング・プロジェクトなんだってことを改めてこの本読んで思いました。 今まで真っ白で何も手を加えてない壁にも「自分らしいなにか」を絵でもポスターでも、他のものでもいいから飾りたいな、いつも見てられるようにしたいなとか、どっか行った記念の小物、気に入った皿とかを使って食べる家での食事っておいしいだろな、とか、家というか生活全体に自分のスタイル、彩りを加えることを考えるようになりました。 その為に、自分の幅を広げたかったり、欲しいものを見てまわってみたり、自分がその家にふさわしく振る舞えるようになろう、とか、そういう感じに物事を見るようになった。 「家は寝るためだけにしか使わないから、最小限の出費しかしたくないし、もちろんわずらわされるのもイヤだ。」そんな考えじゃ、どー考えたって住みたい家になんかならない。帰りたい家になんかならない。 というわけで、食器も絵も、掛け時計も、こだわって選んでみようかなと思います。 お金はないんだけどね。こういう気づきを与えてくれたこの本に感謝です。 自分のやり方次第で、そりゃヨーロッパの家には敵わないしちょっとかもしれないけど、生活豊かにできそうな気がします。
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イギリス好きな某出版者編集長さんが著者。自宅の景観を損なうなら隣家の建設に猛反対するイギリス人気質と、他人の個性に寛容な日本人の個性を対比させています。日英の建設に関する行政の違いも勉強になりました。 著者の言う「地面から生えてきたような」建物の意味を考えると、建物とライフスタイ...
イギリス好きな某出版者編集長さんが著者。自宅の景観を損なうなら隣家の建設に猛反対するイギリス人気質と、他人の個性に寛容な日本人の個性を対比させています。日英の建設に関する行政の違いも勉強になりました。 著者の言う「地面から生えてきたような」建物の意味を考えると、建物とライフスタイルがずれてる日本人て多いような気がします。 土地にあわせて生きる?生きる為に住む場所を変える? イギリス、建築、ライフに興味ある人の誰が読んでも勉強になる1冊かなと思います。
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