自由の地を求めて(上) の商品レビュー
一生を炭坑夫として働…
一生を炭坑夫として働くことを強制された主人公が、炭坑を抜け自由を求め新大陸に....身分を越えた愛の行方はいずこに....あくなき自由を求めた生涯
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★評価は読了後に。 あまり深く考えていなかったのですが、作家はやはり英国出身なのね。いつも英国が舞台やし。あまりに陳腐な感想ですが、でもそこにヨーロッパとかアメリカとか他国が絶えず見え隠れ。 それに比すると日本って極東という地理的な環境が影響しているのか、そういう拡がりが日本の歴...
★評価は読了後に。 あまり深く考えていなかったのですが、作家はやはり英国出身なのね。いつも英国が舞台やし。あまりに陳腐な感想ですが、でもそこにヨーロッパとかアメリカとか他国が絶えず見え隠れ。 それに比すると日本って極東という地理的な環境が影響しているのか、そういう拡がりが日本の歴史小説とかにはあまり反映されていない気がする。島国と言ってもこんなに違うものですかな、と改めて思う次第で。
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ケン・フォレットは色々なタイプの作品を書く人ですが、これは「大聖堂」の系譜にあたる歴史ロマン小説です。どちらかと言えばジェフリー・アーチャーの「ケインとアベル」やシドニー・シェルダン(最近は読んでませんが)に近い系列です。 「読み応え」と言うより、読んでいてワクワクするような展...
ケン・フォレットは色々なタイプの作品を書く人ですが、これは「大聖堂」の系譜にあたる歴史ロマン小説です。どちらかと言えばジェフリー・アーチャーの「ケインとアベル」やシドニー・シェルダン(最近は読んでませんが)に近い系列です。 「読み応え」と言うより、読んでいてワクワクするような展開です。虐げられた労働者の上流階級に対する反抗。レディーにあるまじく乗馬・狩猟・男装を好むリジーとの恋愛。次から次にと物語りは展開していきます。 通俗と言えばそうかも知れませんが、物語はかく有るべしとも言えそうな作品です。
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18世紀後半、スコットランドとヴァージニアが舞台。1762年~の民衆運動「ウィルクス事件」が背景となっている。 炭坑夫マックと幼馴染で上流貴族のリジーが、それぞれの境遇の中であがきながら助け合い自由を求めていく話。若者たちの一途な思いがよく伝わる作品。奴隷社会の様子を知ることがで...
18世紀後半、スコットランドとヴァージニアが舞台。1762年~の民衆運動「ウィルクス事件」が背景となっている。 炭坑夫マックと幼馴染で上流貴族のリジーが、それぞれの境遇の中であがきながら助け合い自由を求めていく話。若者たちの一途な思いがよく伝わる作品。奴隷社会の様子を知ることができた。
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K.フォレットが描く、18世紀後半の英国の産業革命から米国の独立戦争までの激動の時代の搾取と抵抗の冒険物語。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
18世紀の後半 舞台はスコットランド、 炭鉱夫として過酷な労働を強いられていたマック(主人公)が自由を求めて戦う話である。 当時領主を代表とする特権階級が奴隷のように一般市民を扱っていた様子がよくわかる。 またイギリスという国が植民地を利用していかに強大な帝国となったのかのもよくわかる。そして教養小説ではなく娯楽性の高いエンターテインメントになっている。ご都合主義ととれるところも散見されるが、そのあたりは目をつぶろう。それにしても 主人公がちょっと賢すぎないか。
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