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敵は中国なり の商品レビュー

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2014/01/13

深田祐介(1931年生まれ)が  台湾好き人間だとは 知らなかった。 今の中国を考える上で, 台湾の立ち位置をきちんと見る必要がある。 この本は 2000年11月のもので ちょっと古いが 考える上では ポイントが鮮明となる。 日本政府は 中国を恐れすぎている という評価は正しい...

深田祐介(1931年生まれ)が  台湾好き人間だとは 知らなかった。 今の中国を考える上で, 台湾の立ち位置をきちんと見る必要がある。 この本は 2000年11月のもので ちょっと古いが 考える上では ポイントが鮮明となる。 日本政府は 中国を恐れすぎている という評価は正しいような気もする。 司馬遼太郎は言う 『一個の人間の痛覚として、私は台湾の未来が,気がかりなのである。』 中国の仮想敵国は あくまでも ロシア。 アメリカではない。 それにしても,台湾の敵も日本人の敵も 外務省だと言っているのが すごいね。 揚子江の氾濫。黄河の断流。 そこから起こっている 水不足。 レスターブラウンは 1994年に 2010年には 穀物が1億5600万トン不足すると言った。 1947年2月28日 台湾 2・28事件。 国民党軍によっての知識人 28000人の虐殺。 台湾は 対外債務がすくない。 金融制度が優れている。 経済の柔軟性がある。 なぜ 台湾は 日本に対して 好意的なのか。 日本人が うえつけた 日本精神。 日本精神は 清潔、公正、誠実、勤勉、信頼、責任感、 規律順守、滅私奉公。粉骨砕身。 という言葉に代表される。 中国は,ルーズ、無責任、不公正、欺瞞的、カネが万事。 金美齢は 陳水扁をたかく評価しているが 汚職まみれになってしまった。このことは、おおきな後退だ。 そして,台湾も アメリカよりの方向になろうとしている。 結局は 国が 自己決定権を持って  自分の将来を決めていくことが 大切なのである。

Posted byブクログ