人間的魅力の研究 の商品レビュー
人間を惹きつけるもの…
人間を惹きつけるものは論理やイデオロギーではない。それは人間的魅力。大悪党でも魅力があれば多くの人がついていく。反対に善人でも魅力がなければついていかない。この人間的魅力とは何かを追究した名著。
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人間を惹きつける魅力…
人間を惹きつける魅力とは何かを研究した本。
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序 人間的魅力とは(友を選ばば…性格・気質を第一に 好きも嫌いも、ただ「相性」ゆえ) 1 深沈厚重の魅力(いわく言い難し、良寛の慈愛 刺客をも包みこむ西郷のふところ 「死を思う」難しさは生き様の難しさ ほか) 2 磊落豪雄の魅力(男の力とつらさを知る「磊落豪雄」 徳を積む者に不可...
序 人間的魅力とは(友を選ばば…性格・気質を第一に 好きも嫌いも、ただ「相性」ゆえ) 1 深沈厚重の魅力(いわく言い難し、良寛の慈愛 刺客をも包みこむ西郷のふところ 「死を思う」難しさは生き様の難しさ ほか) 2 磊落豪雄の魅力(男の力とつらさを知る「磊落豪雄」 徳を積む者に不可欠「恥じ入る思い」 逆境知るが故に地位・財産求めず ほか) 3 聡明才弁の魅力(軽薄に流れやすい「聡明才弁」 「日々これ真剣勝負」魏の曹操の魅力 魏と蜀の明暗分けた後継者選び ほか)
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近頃、本を選ぶ嗅覚が発達してきたような気がする。 人間の魅力とは何か、過去の偉人のエピソード・金言を交えながらあるべき人物像について、わかりやすく書かれている。常に傍らに置いて読み直したい一冊。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
伊藤肇氏の「人間的魅力の研究」、40代半ばに出会った本です。とても感銘を受けた本です。 伊藤肇 著「人間的魅力の研究」(2000.11)、何度も読み返してる座右の署です。性格こそ魅力、性格がその人の運命、懐かしくない人間はダメ、好きも嫌いもただ「相性」ゆえ、好きだから好きなんだ。人間を惹きつけるものは論理やイデオロギーではなく、人間的魅力である。たとえ悪党でも魅力があれば多くの人がついていくし、反対にどんな善人でも魅力がなければついていかない。魅力をなすのは、深沈厚重、磊落豪雄、聡明才弁とか。著者は魅力ある人物として、良寛、西郷隆盛、広田弘毅、瀬島龍三、秋山好古らを挙げています! 広田弘毅をテーマにした「落日燃ゆ」の城山三郎が瀬島龍三と対談し、「低く小さな声で、ゆっくりと物静かな人である。世界中が掌の上にのっているような話を」。「不毛地帯」の山崎豊子は、フィナーレで、瀬島龍三をシベリアの荒野に眠る戦友の墓に運んだ。幼年学校、陸士、陸大をトップで走り、大本営参謀。11年のシベリア抑留。帰国して、11年間の新聞を読む。国体の変化、新憲法、新・義務教育、国家予算、元軍人の生き様の視点で。シベリアで、道徳とは無私と知る。可能なら会って一言話したい人、瀬島龍三さんと向田邦子さんです。
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