呪縛(上) の商品レビュー
金融腐食列島(以下『…
金融腐食列島(以下『Ⅰ』)よりもおもしろい♪何が違うのか、正直、あまりよくわからない。でも、おもしろい。例えば、『Ⅰ』では、会長の力が強過ぎて、イライラするばかりだったのが、『呪縛』では、ありとあらゆる手を使って、最高権力者の手から離れようと腐心する。Ⅰが様々な銀行をモデルとして...
金融腐食列島(以下『Ⅰ』)よりもおもしろい♪何が違うのか、正直、あまりよくわからない。でも、おもしろい。例えば、『Ⅰ』では、会長の力が強過ぎて、イライラするばかりだったのが、『呪縛』では、ありとあらゆる手を使って、最高権力者の手から離れようと腐心する。Ⅰが様々な銀行をモデルとして作品が描かれた作品であるのに対して、『呪縛』は、第一勧業銀行(現みずほ)に的を絞って、会長の自殺、新たな再生への道のりなどを書いているため、1本の筋が通っていておもしろいのだと思う。『Ⅰ』では、様々な事件が起こりす
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映画化された話題作。…
映画化された話題作。総会屋との闇のつながり(呪縛)を断ち切ることができるか?
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銀行の中に巣食う「呪縛」
銀行の中に巣食う「呪縛」……闇社会との癒着、権力に固執する上層部。外からと中から、双方からかかる圧力に揺れる銀行。その再生をかけ、過去からの呪縛を断ち切ろうと奔走する人々の姿を描いた、肉厚の小説。
midori
朝日中央銀行に勤めるエリートサラリーマン・北野が主人公。検察の強制捜査が入り、総会屋との関係が明るみに出るなど、大銀行の病巣にメスが入れられていく。逮捕者や自殺者が出る中、朝日中央銀行は闇の勢力との決別を宣言するが、権力に固着する過去の呪縛の象徴、佐々木相談役が依然として力を持っ...
朝日中央銀行に勤めるエリートサラリーマン・北野が主人公。検察の強制捜査が入り、総会屋との関係が明るみに出るなど、大銀行の病巣にメスが入れられていく。逮捕者や自殺者が出る中、朝日中央銀行は闇の勢力との決別を宣言するが、権力に固着する過去の呪縛の象徴、佐々木相談役が依然として力を持っており、政治家からの口利きなどを通し改革以前の状態に戻そうとする。佐々木に敢然と反旗を翻す北野。再生に向けて苦闘するミドルを描いた問題作。詳細→ http://takeshi3017.chu.jp/file9/naiyou6405.html
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内容があまりにもリアル過ぎて、読むに耐えなかった。魑魅魍魎が跋扈するのはどこの組織でもある事。それを変えようとする方も死守する方も結局は自分を守るために過ぎない。そんな世界に身を置いた事のある者にとって、今となってはいったい組織は誰のためのものかという疑問しか残らない。
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