人生の現在地 の商品レビュー
立松和平「人生の現在地」は自ら歩んできた道を振り返りながら現代社会を見つめなおそうとした本です。 人が自らの立つ位置を確認することは難しいものです。 その道しるべとなるのが過去であり、人との出会い、さらに歴史を振り返ることや芸術や読書といった類のものだと思います。 そして「現在地...
立松和平「人生の現在地」は自ら歩んできた道を振り返りながら現代社会を見つめなおそうとした本です。 人が自らの立つ位置を確認することは難しいものです。 その道しるべとなるのが過去であり、人との出会い、さらに歴史を振り返ることや芸術や読書といった類のものだと思います。 そして「現在地」を確認しようとするなかで、それまで見えなかったさまざまなものが見えてくる。 しかし変化の激しい現代にあって、自分の「現在地」を見つけるのは、なかなか難しい。 立松和平も書いています。「この時代に生きて、まだまだ迷っているぞ、私は。」と。
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