アメリカ・ユダヤ人の政治力 の商品レビュー
2019年9月5日読了。 ●アメリカの海外援助の5分の1(30億ドル)がイスラエル へ。 ●重点特化の戦術 ①イスラエルの安全保障②ソ連・ユダヤ人の救援 ③アラブ・ボイコットをやめさせること ●アメリカユダヤ人の高い投票率 →自分たちの代弁者を当選さ...
2019年9月5日読了。 ●アメリカの海外援助の5分の1(30億ドル)がイスラエル へ。 ●重点特化の戦術 ①イスラエルの安全保障②ソ連・ユダヤ人の救援 ③アラブ・ボイコットをやめさせること ●アメリカユダヤ人の高い投票率 →自分たちの代弁者を当選させ、権力の座に就かせない 限り、議会制民主主義社会の中では我が身を守る事が 出来ない。 ●ニクソン政権時代(1969〜74年)から「米・イスラエル の同盟関係」が始まる。 →70年9月にアラブ穏健派のヨルダンの親米政権を脅か したPLOの武装蜂起(ソ連を後ろ盾とするシリアの存 在)をイスラエル軍が鎮圧した事に由来。 ●1920年代から40年代はアメリカ史上、ユダヤ人排除が 最も激化した時代。 ●ユダヤ人有権者の大半はリベラル派ユダヤ人。 厳格正統派&正統派ひ10〜12% ●民主党→政治資金でユダヤ人に依存 共和党→伝統的大企業からの企業献金に依存 →宗教的反ユダヤ主義の担い手だったキリスト教 右派勢力を支持基盤のひとつに置いている。 ●ユダヤ人社会では仲間内での慈善金の集金・分配システ ムが恒常的に確立。 ●メシュラム・リクリス →1947年に裸一貫で渡米したロシア系ユダヤ移民。 企業買収資金の大半を借入金でまかなうレバレッジ ド・バイアウトの手法の発明者。 ●ウォーターゲート事件 →ニクソン大統領を辞職に追い込んだ盗聴・侵入事件 ●ブッシュ大統領 →史上最もイスラエルに冷たい大統領 ●フラットブッシュ地区は全米でも有数の正統派ユダヤ教 徒の集住地区 ●アメリカ・ユダヤ人がイスラエルを支援する理由 →長い迫害の歴史から生まれた同族意識 →ホロコーストの際にヨーロッパの同胞を充分救援出来 なかったという贖罪意識 →聖地エルサレムを擁するイスラエルはユダヤ人にとり、 心の拠り所であり、緊急の際にいつでも帰れる最後の避 難所だから。 ●P186 アメリカ国民全般に共通する親イスラエル感情 ●P192 三大高級紙 →ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト ウォールストリート・ジャーナル 三大高級誌 →タイム、ニューズ・ウィーク、USニューズ・アン ド・ワールド・レポート
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[ 内容 ] アメリカ経済に未曾有の繁栄をもたらしたクリントンは、「アメリカ史上、最もユダヤ人贔屓の大統領」でもあった。 また民主党のゴア大統領候補は、初のユダヤ人副大統領候補を指名した。 「政治を操り国家を支配するユダヤ人」は、ユダヤ人迫害を正当化するための、つくられたイメージにすぎない。 しかし彼らがアメリカの政治に多大な影響を及ぼしてきたことは事実である。 本書では、政治家育成システム、「民族の知恵」としての集票・集金活動、メディアとの関係などの多角的な視点から、その政治力の実像を検証する。 [ 目次 ] 第1章 なぜ政治力を発揮できるのか 第2章 ユダヤ人議員とその票 第3章 「ユダヤの金」 第4章 歴代政権とユダヤ人社会 第5章 ユダヤ的忠誠心 第6章 ユダヤ人団体 第7章 メディア産業のユダヤ人 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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