子どもの悲鳴が聞こえないか の商品レビュー
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2000年刊。デューイ的教育論、リベラル的発想に基づき、米国で複数の私立学校、チャータースクールを運営する著者が、その理念や教育改革の実践を開陳。教育理念は、多文化・多民族・貧富の差の大なる米国におけるリベラル派として特殊性を有するわけではなく、他書でも同種の指摘が多い。が、その有意義な実践を書籍化し説明したものは余り多くなく、本書は貴重か。もっとも、本書ですら教育実践に関して全面展開しているわけではなく残念。なお、数名の生徒と世話役とで心の内を車座になって話し合う試み(カウンスル)は、日本でも有益では。
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