サイバネティクス学者たち の商品レビュー

スティーヴ・J.ハイムズ(著者),忠平美幸(訳者)

2018/12/20

　サイバネティクスについて1946から1953に行われていたメイシー会議の内容を扱った本。思っていた以上に難しい。ただ、まだサイバネティクスという名前が付けられる以前の学問領域という体裁で話が進んでいくので、黎明を見ているようで面白い。
第一章、第二章は当時のアメリカ科学界の背景が説明され、本編のメイシー会議の説明は三章以降から。