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大草原の小さな町 の商品レビュー

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12件のお客様レビュー

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2011/01/05

長い冬を越えて、明るい1年半を描く物語。 そしてローラがどんどん大人になっていく。 時代が違うこともありますが、まだ15歳なのに彼女の自立の精神はすばらしい。 また、学校の話が愉快。思春期を謳歌しています。

Posted byブクログ

2010/02/19

「この世で暮らすのは、闘いですよ。  ひとつにたちむかったと思ったら、すぐに次のがあらわれるんですから。  ずっとそうだったし、これからもつづくのよ。  そういうものだとさっさと覚悟してしまえば、楽になって、今持っている幸せに感謝できるようになりますよ。」 波乱万丈(?)だった...

「この世で暮らすのは、闘いですよ。  ひとつにたちむかったと思ったら、すぐに次のがあらわれるんですから。  ずっとそうだったし、これからもつづくのよ。  そういうものだとさっさと覚悟してしまえば、楽になって、今持っている幸せに感謝できるようになりますよ。」 波乱万丈(?)だった「長い冬」と比較すると、穏やかな生活の営みが細やかに描かれる本編ですが、その中で唯一と言っていいかもしれない厳しさ、「自然 vs. 人間」のさまが描かれている「第9章 ブラックバード」に出てくるかあさんの言葉です。  「この世で暮らすのは闘い。  早くそれに気がつき、覚悟する」というのは本当に必要なことだと KiKi も思います。  但し、闘う相手を間違えちゃいけないと思うんですけどね(笑)。 このシリーズを再読してみようと思ったきっかけは、この冬の Lothlórien_山小舎の大雪 & 寒さにびっくりしちゃって、それに負けない「力」を得たいと思って「長い冬」を手に取ってみたから・・・・・だったんだけど、こうやって2冊目を読了してみると、KiKi が山小舎暮らしみたいなことを志向してきた、その気持ちの原点がどこにあったのかがぼんやりとではあるものの、ほんのちょっぴり見えてきたような気がします。  だいたいにおいて、この物語を子供の頃に夢中になって読んでいた・・・・というところに KiKi のある種の根強い懐古趣味みたいなものがあったように思うんですよね~。   でもね、KiKi の場合は高度成長期に子供時代を過ごしてきているわけだから、モノに不足こそしていないけれどさほど多くは持っていなかった時代とモノがあふれ始めた時代の両方を体感しているので、この物語に描かれている時代に感情移入するのは比較的簡単なんだけど(それでも KiKi の両親の世代からしてみると、甘い感傷にしか見えないかもしれないけれど ^^;)、モノが既にあふれている現代に生を受け、子供時代を過ごしている「イマドキの子供たち」には、さっぱり理解できない世界なのかもしれません。 (全文はブログにて)

Posted byブクログ