少年サバイバル・ノート の商品レビュー
[ 内容 ] 子どもたちの行動が、親や大人には解読不能になってしまった。 子どもは「自尊心のかたまり」として誕生し、親の視線の中で成長していく。 虐待や暴力を受けることもある。 不登校、学級崩壊、引きこもり、カルト宗教…時代はさらに苛酷になり、彼らは必死にこの現実を生き抜こうとし...
[ 内容 ] 子どもたちの行動が、親や大人には解読不能になってしまった。 子どもは「自尊心のかたまり」として誕生し、親の視線の中で成長していく。 虐待や暴力を受けることもある。 不登校、学級崩壊、引きこもり、カルト宗教…時代はさらに苛酷になり、彼らは必死にこの現実を生き抜こうとしている。 著者は長年にわたる少年少女との継続的な対話・取材を通して、彼らが回想した「物語」に着目。 現代の家族、社会の問題点を鋭く指摘する。 新潟監禁事件、バスジャック事件などにも言及し、なぜ子どもにとって「生きにくい」社会になってしまったのかを問いかける。 [ 目次 ] 第1章 不登校の物語―目標喪失の学校世界から(「子供たちをよろしく」;大人が嫌いになった ほか) 第2章 置き去りの物語―恐怖と孤立無援の世界から(「支配」からの卒業;「あたしのいるとこ、あんのかよ」 ほか) 第3章 期待に応える物語―アダルト・チルドレンの世界から(敢闘賞の人々;家族の孤立化 ほか) 第4章 日常からの離脱物語―生まれ変わりの世界から(モア・スレンダーとプレ現実;輪廻転生と前世 ほか) 第5章 めぐり会いの物語―「恋」をする世界から(関係の息苦しさ;閉じたミクロの社会 ほか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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