図解雑学 建築 の商品レビュー
文系だけど建築に触れる仕事になったので本棚から引っ張り出して読んでみた。建築基準法や都市計画法などの法律にはほとんど触れていないので宅建向けにはおすすめしません。マンションを買ったり住宅を建てる人が読むと(最新の技術に追いついてない部分もあるけれど)参考になるはずです。 そもそ...
文系だけど建築に触れる仕事になったので本棚から引っ張り出して読んでみた。建築基準法や都市計画法などの法律にはほとんど触れていないので宅建向けにはおすすめしません。マンションを買ったり住宅を建てる人が読むと(最新の技術に追いついてない部分もあるけれど)参考になるはずです。 そもそもの、木造鉄骨鉄筋コンクリ造の違いと特徴や、家を造る手順(木造だと水盛や上棟や、鉄筋コンクリのコンクリートの品質管理と鉄筋の組み方など)と各部分の名称(垂木、根太、筋交い…)などが簡潔に、ムラなく説明されていて分かりやすい。「せん断力」「座屈」と「トラス構造」いった、文系にはさっぱりの単語を一から説明してくれて、だからこういう技術が開発されて、というのに納得しました。 個人的には耐震だけでなく耐風対策の大切さと、鉄筋とコンクリートの相性の良さの部分に感心納得した。15年前に書かれた本だったので、制震構造の説明や暖房空調設備の話が少なかった。樹脂サッシが現在は主流だし住宅以外の家屋の記述がとても少ない。でも物知りになれた気がするのでおおむね満足です。
Posted by
- 1