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ラヴクラフトの遺産 の商品レビュー

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8件のお客様レビュー

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かの巨匠を現代に蘇ら…

かの巨匠を現代に蘇らせる魔道書の如きアンソロジー、ついに登場!

文庫OFF

ラヴクラフト生誕10…

ラヴクラフト生誕100周年の記念に彼の影響を受けた作家たちが書き下ろした短編集。だから、お気に入りの作家が入っているという理由で買ってはいけない。ラヴクラフト全部読んでクトゥルフ神話のパスティーシュ読んで、その後で読めばよい。因みに面白かったのは「シェークスピア奇談」「ラヴクラフ...

ラヴクラフト生誕100周年の記念に彼の影響を受けた作家たちが書き下ろした短編集。だから、お気に入りの作家が入っているという理由で買ってはいけない。ラヴクラフト全部読んでクトゥルフ神話のパスティーシュ読んで、その後で読めばよい。因みに面白かったのは「シェークスピア奇談」「ラヴクラフト邸探訪記」そしてFPウィルソンの「荒地」だろうか。読むにつれてパラノイア的な恐怖が頭の中を占有してくる。

文庫OFF

2024/03/22

ラヴクラフトに影響を受けた英米の作家による オマージュ・アンソロジー。 収録作は、  レイ・ガートン「間男」(The Other Man)  モート・キャッスル「吾が心臓の秘密」(A Secret of the Heart)  グレアム・マスタートン「シェークスピア奇譚」(W...

ラヴクラフトに影響を受けた英米の作家による オマージュ・アンソロジー。 収録作は、  レイ・ガートン「間男」(The Other Man)  モート・キャッスル「吾が心臓の秘密」(A Secret of the Heart)  グレアム・マスタートン「シェークスピア奇譚」(Will)  ブライアン・ラムレイ「大いなる〝C〟」(Big "C")  ゲイリー・ブランナー「忌まわしきもの」(Ugly)  ヒュー・B・ケイヴ「血の島」(The Blade and the Claw)  ジョゼフ・A・シトロ「霊魂の番人」(Soul Keeper)  チェット・ウィリアムスン「ヘルムート・ヘッケルの日記と書簡」  (From the Papers of Helmut Hecker)  ブライアン・マクノートン「食屍鬼メリフィリア」(Meryphillia)  ジーン・ウルフ「黄泉の妖神」(Lord of the Land)  ゲイアン・ウィルスン「ラヴクラフト邸探訪記」(H.P.L.)  エド・ゴーマン「邪教の魔力」(The Order of Things Unknown)  F・ポール・ウィルスン「荒地」(The Barrens) SFありホラーあり、玉石混交の短編集。 何を言わんとしているのかよくわからない(笑) にもかかわらず、 しっかり読ませてしまうジーン・ウルフ「黄泉の妖神」 が圧巻。 拾い物はエド・ゴーマン「邪教の魔力」。 詳細は後でブログに。 https://fukagawa-natsumi.hatenablog.com/

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2023/12/29

それぞれの作品の冒頭に作者紹介,文末に作者によるラブクラフトへの愛情込めた作者後記.とても贅沢なアンソロジーだと思うの.「間男」「忌まわしきもの」「邪教の魔力」あたりが好き.

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2021/01/15

ラヴクラフト生誕100年を祝し彼の影響を受けた14人の作家による書き下ろしアンソロジー。正直を言えばクトゥルー神話は同じパターンになりがちなので、後世の人間が真似しても新鮮味がなくつまらないケースが多い。そんな中、グレアムマスタートンの「シェークスピア奇譚」とFPウィルスンの「荒...

ラヴクラフト生誕100年を祝し彼の影響を受けた14人の作家による書き下ろしアンソロジー。正直を言えばクトゥルー神話は同じパターンになりがちなので、後世の人間が真似しても新鮮味がなくつまらないケースが多い。そんな中、グレアムマスタートンの「シェークスピア奇譚」とFPウィルスンの「荒地」が素晴らしい。ゲイアンウィルスンの「ラヴクラフト邸探訪記」も好き。読むにつれてパラノイア的恐怖が頭を占めていく。クトゥルー神話のパターン化した完全性がもう少しで破れそうな期待をさせる。

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2016/05/25

ラブクラフトに向けたアンソロジー。ラブクラフトの影響を受けたとかクトゥルフ神話とかの括りでなく、ラブクラフトを尊敬する人達がラブクラフトのために書いた短編と言った趣き。 そして、ラブクラフトとそれ以外の作家の圧倒的な差に愕然とする。軽く読むにはそれなりですが。

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2014/03/15

ポール・ウィルスン『荒地』 人を惑わす広大な松林という、珍しい舞台。 インスマスやダンウィッチもそうだけど、アメリカが舞台だと、まず物理的に遠い!(現代文明から)と感じられるのがいい。 主人公の神経過敏さと、連れの躁的な言動の不気味さ。 ドラマチックで後味の悪い結末もいい。 かな...

ポール・ウィルスン『荒地』 人を惑わす広大な松林という、珍しい舞台。 インスマスやダンウィッチもそうだけど、アメリカが舞台だと、まず物理的に遠い!(現代文明から)と感じられるのがいい。 主人公の神経過敏さと、連れの躁的な言動の不気味さ。 ドラマチックで後味の悪い結末もいい。 かなり好きな話。 寝る前に読んだら夢見が悪くなった。 ・グレアム・マスタートン『シェークスピア奇譚』 クトゥルフ物でしかもシェークスピアまで持ち出した。 腕の無いのを有名人の名前でごまかしてずるいぞ、という印象。 でもシェークスピアに関するエピソードは面白い。 どこまで本当なんだろう。

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2012/03/15

2000年はHPL生誕110周年だったそうで、彼に捧げられたとも言えるアンソロジー。 HPLといえば"クトゥルー神話"なのだが、これはそれに限らず、「極めてアメリカ的(解説より)な」ホラー・アンソロジーとなっている。

Posted byブクログ