軍学考 の商品レビュー
軍学とは何かの定義に始まり、由比正雪、山鹿素行、吉田松陰らが登場。兵頭氏は直感的に荻生徂徠よりも山鹿素行のほうが、ホンモノの軍学者だったのではないかと述べている。その後、クラウゼヴィッツ 、マハン、ジョミニ、リデルハート…名だたる軍事学者が引用される。本書の特徴としてクラウゼヴィ...
軍学とは何かの定義に始まり、由比正雪、山鹿素行、吉田松陰らが登場。兵頭氏は直感的に荻生徂徠よりも山鹿素行のほうが、ホンモノの軍学者だったのではないかと述べている。その後、クラウゼヴィッツ 、マハン、ジョミニ、リデルハート…名だたる軍事学者が引用される。本書の特徴としてクラウゼヴィッツにしろ誰にしろ、とりあげる小テーマに既にある程度関心や予備知識のある方を対象にしている。そうせぬと、氏の関心であるキーン・エッジの部分に筆を及ぼす前に、一章が一冊分のボリュームに膨らんでしまいそうだからだという。孫子の話も出てくる…呉子、尉繚子、六韜、三略、司馬法、李衛公太宗問対…孫子の注釈書である孫子十家註もしくは十一家註というのがあるらしい。後半に入ると核武装論や基地問題などの話題も出てくる。特に核の次に大事な飛行機において日本全国の基地の滑走路の舗装や長さ、幅のもつ重大な意味に気づかされた。詳細→ https://takeshi3017.chu.jp/file10/naiyou29907.html
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[ 内容 ] 由比正雪、山鹿素行、吉田松陰らが究めた軍学の役割とは? 孫子、クラウゼヴィッツを論じて核戦略にまで説き及ぶ軍学的思考の精髄。 [ 目次 ] 第1章 感性とは何か 第2章 感性的体験と原風景 第3章 歴史的感性 第4章 概念風景から感性風景へ 第5章 ロゴスと感性 ...
[ 内容 ] 由比正雪、山鹿素行、吉田松陰らが究めた軍学の役割とは? 孫子、クラウゼヴィッツを論じて核戦略にまで説き及ぶ軍学的思考の精髄。 [ 目次 ] 第1章 感性とは何か 第2章 感性的体験と原風景 第3章 歴史的感性 第4章 概念風景から感性風景へ 第5章 ロゴスと感性 第6章 生と死の感性論 第7章 愛着の美学 第8章 逸脱の価値構造 第9章 感性を取り戻すこと [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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「日本には戦略が無い」と云う言葉をよく耳にします。実はそれは敗戦後のたった60数年の話。日本には他国に誇れる軍学の歴史があったのだということを兵頭氏は解き明かして呉れました。内容が濃いですから取り扱いにご注意下さい。
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