プーチン、自らを語る の商品レビュー

ナタリアゲヴォルクヤン(著者),ナタリアチマコワ(著者),アンドレイコレスニコフ(著者),高橋則明(訳者)

2022/09/17

2000年ころに行われた長期インタビューを取りまとめた本。子供時代から青年時代、結婚、家庭生活、政治的成功までを自ら及び家族や親しい人が語っている。
極めて真面目で、謙虚な人であり、リアリストであることがわかる。
こういう人が、じっくり考えてウクライナ侵略を実行しているのであるとしたら怖い。これから20年以上立っているから、人格も変わっているのかもしれないが。

2022/06/12

日本版が2000年発売だが、表向きに言ってることはそれほど大きな変化がないことに気づかされる。
多分、万が一今インタビューできたとしても、同じような話になりそうな気もするが、一読はしておきたかった。

（追記）
品薄で中古価格暴騰してたのね。図書館で読みましたが、10000円出すほどの価値はないと思います。

2022/03/21

プーチンのこれまでの人生が、自身とその関係者によって時系列で語られており、興味深い内容となっている。ソ連時代からの後れを取り戻し、ロシア発展への展望が記されている箇所があるが、出版から20年経った現在、それとは異なる報道も多く見られるように思う。彼の考え方を理解するのは難しいが、本書を通して足がかりとなるようなものを見つけられたと思う。

2009/10/04

プーチンの過去の話しが面白かったです。
スパイに憧れた少年時代、そしてＫＧＢ、ソ連崩壊、職も家をも失った時期もあったり・・・。
プーチンの現実的な思考、効率的権力(プーチンいわく)への野望が感じられました。
基本的に好感がもてる内容です。
民主的プロパガンダ本、ということを考慮して読むべし。

2009/10/04

プーチンが出てきた当初、プーチンっていったいどんな人？って皆が思ってたと思うけど、僕もプーチンってだれ？って思って買ったけど、そんまま積読になってて3日前にふと何を思ったかぼそぼそ読み出した。いまさら読んでも感はあるが、プーチンは今も在位しているし、だんだん独裁制を強めてきてるような気もしなくもない。有能で怜悧な人物だが見方によっては強権的ともいえる。チェチェンに対する強硬な姿勢はロシア版では削除されているそうな。
いまだに絶大な支持を誇るプーチン。今から知っても遅くはない！？
彼はメディアにおいてかなり自分を演じているな・・・とみた。KGBの諜報員であったからこそできるような神経の細かさで。

2009/10/04

ロシアに行ったので。

家庭人としてのプーチン、友人としてのプーチンが垣間見えて面白かった。
いい人なのはわかったけどやっぱプーチンさん怖い。