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現代議会主義の精神史的地位 の商品レビュー

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2013/01/31

「民主主義」と「議会主義」は、異なる。議会制度を採用しているからといって民主主義的とは限らない。 また、独裁と民主主義は必ずしも矛盾しない。 ナチスに味方した筆者の、議会主義批判と民主主義に関わる議論。 議会主義が機能不全に陥っているというのは、今にも非常に通じる話で興味深く読...

「民主主義」と「議会主義」は、異なる。議会制度を採用しているからといって民主主義的とは限らない。 また、独裁と民主主義は必ずしも矛盾しない。 ナチスに味方した筆者の、議会主義批判と民主主義に関わる議論。 議会主義が機能不全に陥っているというのは、今にも非常に通じる話で興味深く読めた。

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2010/06/09

[ 内容 ] ナチス政権下の公法学者であったシュミット。 ワイマール体制下、議会制民主主義を批判し、独裁理論を考察しながら、ドイツの新しい政体を模索した問題の書。 [ 目次 ] 第1章 民主主義と議会主義 第2章 議会主義の諸原理 第3章 マルクス主義思想における独裁 第4章 ...

[ 内容 ] ナチス政権下の公法学者であったシュミット。 ワイマール体制下、議会制民主主義を批判し、独裁理論を考察しながら、ドイツの新しい政体を模索した問題の書。 [ 目次 ] 第1章 民主主義と議会主義 第2章 議会主義の諸原理 第3章 マルクス主義思想における独裁 第4章 議会主義の敵・直接的暴力行使の非合理主義的諸理論 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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2009/10/04

ワイマール期の憲法学者、政治思想家Carl Schmittの代表作。現代議会の病巣を痛烈なまでに指摘している。残念ながらいまだに克服されたとはいえない。 議会主義の精神が失われるならば、機能的に他の政治システムに対して優位するに過ぎず、新たに機能的な政治システムが登場するまでの間...

ワイマール期の憲法学者、政治思想家Carl Schmittの代表作。現代議会の病巣を痛烈なまでに指摘している。残念ながらいまだに克服されたとはいえない。 議会主義の精神が失われるならば、機能的に他の政治システムに対して優位するに過ぎず、新たに機能的な政治システムが登場するまでの間、議会システムは機能するに過ぎないと述べる。 現時点において、そのような機能的側面からも、議会システムを肯定する学説は有力である。 それはデモクラシーにしてもそう。ダールはまさに機能的・手続的にデモクラシーを計量しようと試みた。 現代議会主義の精神史的基盤は、自由主義にこそあり、民主制ではない。このテーゼに理論的に反論をすることができなければ、シュミットを否定することはできないだろう。 そして、まだ見たことがない。

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