裸の大将遺作 東海道五十三次 の商品レビュー
日本のゴッホこと山下…
日本のゴッホこと山下清画伯が、東京オリンピック直後の東海道の風景をフェルトペンで描いたモノクロの作品集。素朴な文章が添えられています。ページをめくるたびに、しみじみとした気持ちになって、もし彼が今生きていたら、どんな風景を描くかな、と考えてしまいます。文庫本サイズも作品のイメージ...
日本のゴッホこと山下清画伯が、東京オリンピック直後の東海道の風景をフェルトペンで描いたモノクロの作品集。素朴な文章が添えられています。ページをめくるたびに、しみじみとした気持ちになって、もし彼が今生きていたら、どんな風景を描くかな、と考えてしまいます。文庫本サイズも作品のイメージに案外ピッタリかもしれません。
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※このレビューにはネタバレを含みます
放浪の天才画家山下清の遺作。 高度経済成長とともに変わりゆく東海道の景色の絵がいい。 どこかきゅうくつな感じやさびしさも漂う作品が多いが、 山下清らしさは全開。 作品に付け加えられているコメントがまた、味わい深い。 「今年の花火見物はどこへ行こうかな」 という辞世の句を残した画家の放浪への想いを感じる。
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