黄泉がえり の商品レビュー
読みたかった一冊です。亡くなった人達が戻って来て、家族や親しい人はどう思うのか。亡くした後で大切な想いに気づいた人が「黄泉がえり」を通して大切なものを取り戻す…「もしも私だったら…」とつい考えてしまいます。「黄泉がえり」は非現実的な事ですが、その違和感が殆ど感じられませんでした。
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映画も良かったですが私は本の方が好きでした。映画ではよく分からなかった謎もこちらはちゃんと書き込んであります。草なぎさんの主人公とはまた違った主役が見られます。
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SFファンの僕にとって、梶尾真治は面白みに欠けていても発想に感心させられる短編小説家でした。彼が作者だと判れば期待度が変ってきます。質は高いかもしれないけど疲れるだろうなと・・ほんで、見事に裏切られました。 映画は原作を壊していました。これほど優しい内容とは思いもよらず、淡々とし...
SFファンの僕にとって、梶尾真治は面白みに欠けていても発想に感心させられる短編小説家でした。彼が作者だと判れば期待度が変ってきます。質は高いかもしれないけど疲れるだろうなと・・ほんで、見事に裏切られました。 映画は原作を壊していました。これほど優しい内容とは思いもよらず、淡々とした流れで登場人物も無造作に増えていく。それでもそれぞれのエピソードが輝きをもってラストに向かいます。なかには安易じゃないかと思うような設定も読み進んでいくと温かいものを含んで心に残ります。読み終わると、量はあるんですが無駄のないのが判ります。むしろ、作者の想像に委ねて抑えた部分すらあります。現代物では久し振りにいい小説を読みました。SFかどうかは・・もともと最近のジャンル分けって不明確ですから娯楽小説ということでいいんじゃないでしょうか。読後の満足感がありました。
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映画のくさなぎとは全く違う内容になっていて。多分、映画はこの本を題材にオリジナルの部分が強い。 おすぎも原作とは違うと指摘していた。どちらかというと映画のほうが分かりやすかったが見比べるのも面白いかも
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