ラジオデイズ の商品レビュー
男の心理的なもの、「…
男の心理的なもの、「大人になる」ということを凄く考えさせられる小説。昔はいじめっ子といじめられっ子の間柄だったのに、大人になって仲のいい友達になった、人がいる人は共感できることが多いと思います。
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第三十四回文藝賞を受…
第三十四回文藝賞を受賞した、鈴木清剛氏のデビュー作です。
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10年ぶりの友達がい…
10年ぶりの友達がいきなりころがり込んできた。男二人の同居生活がまったり描かれた青春小説。
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おそろしく無理をしていない小説である。 ストレートに書いた、という表現すら誤りになる。 ストレートには書かれてなどいない。 ストレートに書くのが躊躇われている部分では、 ゆっくりとしたカーブをこの小説は描く。 徹頭徹尾逃げているように思える。 (三十六計逃げるに如かず、ともいうが...
おそろしく無理をしていない小説である。 ストレートに書いた、という表現すら誤りになる。 ストレートには書かれてなどいない。 ストレートに書くのが躊躇われている部分では、 ゆっくりとしたカーブをこの小説は描く。 徹頭徹尾逃げているように思える。 (三十六計逃げるに如かず、ともいうが) 話も筋らしいものはない。 つくられたというより切り取られた話である。 絵画的というより、写真的である。 しかし多くの人間は小説に絵画的なものを求めて一ページ目をめくるわけで、 そこに写真的なものがあったとき、それがどう評価されることが多いかは、 覚悟しなくてはならないと思う。 加えて、こういう小説で生き残ることは極めて困難だろうと思う。 小説家にはなれるが、小説家であり続けるにはこういう小説だけでは難しいのではないか。 「こういうもの小説と呼んでいいんだぜ」という 小説というものの器の大きさを知るにはいい機会となった作品だが、 この小説自体はどうしても大きくは映らなかった。
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p130 サキヤ「落ち着くんだよ。文字を追っているだけで。文章にもよるんだけど、人間の考えてることが頭ん中に入ってくのが心地イイんだ」
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にゃんく作『果てしなく暗い闇と黄金にかがやく満月の物語』、『プロトタイプ』の電子出版を記念しまして、どちらかの作品をご購入いただくと(どちらも150円)、最大で図書カード5000円分などがあたるかもしれないという、キャンペーンを現在実施しております! ○1等 図書カード(500...
にゃんく作『果てしなく暗い闇と黄金にかがやく満月の物語』、『プロトタイプ』の電子出版を記念しまして、どちらかの作品をご購入いただくと(どちらも150円)、最大で図書カード5000円分などがあたるかもしれないという、キャンペーンを現在実施しております! ○1等 図書カード(5000円分)……1名様 ○2等 図書カード(1000円分)……3名様 ○3等 図書カード(500円分)……10名様 応募者は9/15日現在、0名! いま応募すれば、当たる可能性大ですよ!(応募期限は2015年3月31日まで!) 手続きは簡単です! こちらのページをご覧ください! どちらの作品もおもしろいですよ! http://p.booklog.jp/users/nyanku ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ にゃんく作『プロトタイプ』より 2113年、早川那津子が老衰で亡くなった。その日から、未來雄はコアラ型のミニロボットのラウとともに、当局の追跡を逃れながら暮らしはじめる。 未來雄は自身の正体を周囲のにんげんに悟られてはならない。それは彼の破滅を意味する。 そしてはじめての恋。未來雄は愛する女性を捨て身でまもろうとする。しかし彼にはその体に、逃れようのない詛いのような刻印がきざまれているのだった……。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 『ラジオ デイズ』鈴木清剛 テープを加工する工場で働くカズキ。アパートで一人暮らしするカズキの元に、小学生の頃転校していったサキヤが突然居候させてくれと転がりこんでくる。 医者のむすこで高慢だったサキヤのことを好きでなかったカズキ。 カズキは、コンビニのバイト時代に知り合ったチカと付き合っている・・・が、三人で飲んだとき、カズキはチカとサキヤがキスをしているように見えたのだった・・・ * チカのキャラがあっけらかんとしていておもしろい。 巻末の高橋源一郎の解説にもあるとおり、若者たちの平凡な日々を描いて、たいした事件も起こらないのだが、まるで事件が起こっているかのように物語の起伏があり、読める。文庫の裏には傑作青春小説とあるが、そのとおりだと思う。
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初めて読む作家さんですけれども、非常に良かったです! 確かにデビュー作ということもあって文章的に拙い部分もあるにはあるのですけれども、それを上回る魅力が本作にはあるかと存じます…! ヽ(・ω・)/ズコー どこがどう…と言うよりもなんでしょうねぇ…若者三人の間に漂う微妙な空気...
初めて読む作家さんですけれども、非常に良かったです! 確かにデビュー作ということもあって文章的に拙い部分もあるにはあるのですけれども、それを上回る魅力が本作にはあるかと存じます…! ヽ(・ω・)/ズコー どこがどう…と言うよりもなんでしょうねぇ…若者三人の間に漂う微妙な空気? 触れちゃいけないような空気を表現するのがとにかく上手い! と僕などは思いましたねぇ…特にこれといったことは起きない小説なんですけれども、一見普通っぽく見える日常でも実は数々の事件が…主に登場人物の内面に…起こっているんですねぇ…ということが丸分かりな小説でした! 了…。 ヽ(・ω・)/ズコー
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ふんわり、ぬるく、でも、イラつく事もない流れ・・・何が起こるのかなぁと期待して読み続けても、特に何も起こらない・・・まあ、それでいいか!と思った小説。^^
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主人公「カズキ」が10年ぶりにあった苦手な友人「サキヤ」を家に一週間泊めることなる。そこにカズキの恋人「チカ」も加わって。 カズキが抱くサキヤへのイメージとサキヤそのものの存在は、同じではないような。それは、日常的に私も誰かに抱くイメージというのがそれだけではないんだろうと思わ...
主人公「カズキ」が10年ぶりにあった苦手な友人「サキヤ」を家に一週間泊めることなる。そこにカズキの恋人「チカ」も加わって。 カズキが抱くサキヤへのイメージとサキヤそのものの存在は、同じではないような。それは、日常的に私も誰かに抱くイメージというのがそれだけではないんだろうと思わされた。 日常的な雰囲気がすっと入ってくる読みやすい小説だった。
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◇巻末 文庫版へのあとがき(二〇〇〇年・夏) 解説:高橋源一郎「フツーの人たち」 (『週刊朝日』98年3月20日号より) 解説:清水鱗造「行為の輪郭を描く視点 確実に優れた小説への入口がある処女作」 (『読書人』98年4月3日号より)
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