キノの旅(Ⅱ) の商品レビュー

時雨沢恵一(著者)

2009/10/07

作品としてはシュールかつシニカルで「帰郷」「優しい国」が良かったと思います。少し単調で「面白味」としてちょっと物足りないかな？くらいでした。「本の国」の人みたいｗ

2009/10/04

「優しい国」が大好きです。
この人もそう言えば食べ物の描写が上手い…。
やっぱりおいしいものをおいしくかける作家さんが大好きだ！

2009/10/07

「人を喰った話」「過保護」「魔法使いの国」「自由報道の国」「絵の話」「帰郷」「本の国」「優しい国」の８本。
口絵に「狙撃兵の話」があり、最後に前巻出てきたシズと陸主体の「続・絵の話」収録。

2011/09/06

『狙撃兵の話』『砂漠の真ん中で・a』『人を喰った話』『過保護』『魔法使いの国』『自由報道の国』『絵の話』『帰郷』『本の国』『優しい国』『砂漠の真ん中にて・a』『続・絵の話』
『過保護』の両親にはちょっと呆れた。過保護というよりも強制だろう、あれは。『絵の話』の画家には同情する。

2009/10/04

砂と岩の砂漠の真ん中で、キノは空を見上げていた。晴れている。
頭を下げて、石造りの口を開ける井戸を見た。涸れている。
「だから言ったとおりだよ。最初からこれじゃあ旅なんて無理だよ。キノ。旅人に一番必要なのは、決断力だよ。それは新人でも、熟練の旅人でも同じ。違う？」
「いいや、エルメス。それはきっと運だよ。旅人に一番必要なのは、最後まであがいた後に自分を助けてくれるもの。運さ」
人間キノと言葉を話す二輪車エルメスの旅の話。短編連作の形で綴られる、今までにない新感覚ノベル第二弾!!

2009/10/04

「優しい国」優しくなることって本当はそんな難しいことじゃないはずなんだよね。文章は淡々としてるけど、描かれていることは胸に痛い。

2009/10/04

旅人キノと、二輪車エルメスの旅の御話。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
―収録作品―　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
＊口絵　「狙撃兵の話−Fatalism−」　…わたしに命令してください。　　＊プロローグ　「砂漠の真ん中で・ｂ−Beginner's Luck・b−」　…あはは！　あははははっ！　　＊「人を喰った話−I Want to Live.−」　…例えるなら、俺達はオオカミなんだ。　　＊「過保護−Do You Need It?−」　…ママもパパも、まーくんの意見を一番に尊重するわ。　　＊「魔法使いの国−Potentials of Magic−」　…やってみなきゃ分からないでしょう！　　＊「自由報道の国−Believers−」　…モトラドで旅するパースエイダー使いか。　　＊「絵の話−Happiness−」　…優れた芸術には、強い力があります。　　＊「帰郷−"She" is Waiting For You.−」　…私はここで、いつまでも待っています　　＊「本の国−Nothing Is Written!−」　…書くぅ？　そんなことをして何になるの？　　＊「優しい国−Tomorrow Never Comes.−」　…わたしたちのことを、忘れないで。　　＊エピローグ　「砂漠の真ん中にて・ａ−Beginner's Luck・a−」　…キノ、起きてる？　いや、生きてる？　　＊「続・絵の話−Anonymous Pictures−」　…戦車の絵を描きたいんだ。でも描けないんだ

2009/10/07

キノとエルメスが旅する短編小説の２巻。今回は数ページしかない話もあれば長々ページの話もあれば。
おまけ的小説に１巻で登場したあの人の話も。

2009/10/04

What is "right"？
何が正しいのか？誰が正しいのか？
何か正しいのか？誰か正しいのか？
（p.9）

読みやすいです。
そして考えやすいです。

2009/10/04

　『何が正しいのか？誰が正しいのか？　何が正しいのか？誰が正しいのか？』　描かれているのは矛盾だらけの世界に感じるのだけれど、意外と核心をついているのかもしれないと思いました。「優しい国」が好き。