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高橋克彦の浮世絵ワンダーランド の商品レビュー

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2024/06/07

娘に浮世絵の世界を見せたくて いろんな浮世絵のバリエーションがある こちらの本を見せた。 私も一緒に読んだのだが はじめて知ったのが、役者や相撲取り など有名人がなくなると死絵といって 生前の業績、死んだ場所と日時、辞世の句、 晩年の顔などを書いて販売したのだそうで。 遊女の...

娘に浮世絵の世界を見せたくて いろんな浮世絵のバリエーションがある こちらの本を見せた。 私も一緒に読んだのだが はじめて知ったのが、役者や相撲取り など有名人がなくなると死絵といって 生前の業績、死んだ場所と日時、辞世の句、 晩年の顔などを書いて販売したのだそうで。 遊女のブロマイドならば壁に貼って 眺めたりもしたんだろうけど 死絵のようなものは、新聞のように 情報を伝えることを目的として 作られたものらしい。 後半で面白かったのは遊び絵。 娘は円柱型の鏡を絵の上に置くと 歪んで描かれた絵が、実は面白い絵だった とわかる作品に面白みを感じだようだ。 私は、江戸時代金持ちしか買えなかった 飾りなどがたくさんついた歌舞伎役者や 美人画モチーフの羽子板を、庶民の子供も 楽しめるように、羽子板型に印刷した 浮世絵を販売して、木の板に自分で切り取り 張って楽しむものがったことに驚いたし、 今でいうペーパークラフトのような 切り取って折って貼って、鎧兜やひな人形 をつくるものがあったのは、 ぜんぜん変わらないんだなと思った。

Posted byブクログ