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されど君は微笑む の商品レビュー

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2011/11/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

北方さんのハードボイルドものが好きで、たびたび再読している。 本書は<約束の街>シリーズの第6弾。 街を牛耳る一族。その血を引くという青年が、自分の父親は育ててくれた父親しかいない、とわざわざ言いに来たために、事件が起こるという話。 莫大な遺産相続の権利を巡る、ありきたりの展開かと思ったが、そこには捻りがあった。 ただ、結末は拍子抜けするものだった。こんなことのために死者も出たのかと、お粗末な感じ。そのお粗末さが人間の愚かさなのだ、と北方さんは言いたいのかもしれないが。 この作品には、川中をはじめ<ブラディ・ドール>シリーズの人物たちが登場する。<ブラディ・ドール>も人気シリーズ。ファン・サービスを感じさせる演出だ。<約束の街>と<ブラディ・ドール>。<ブラディ・ドール>シリーズの方が好み。

Posted byブクログ