遭難者 の商品レビュー
叙述ミステリーだと思っていましたが、ストーリーは普通の推理小説でした。強いて言えば2冊で1作品としたところが、らしさなのでしょうかね?
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これ、すっごく装丁凝ってます。二冊組みの箱入り。持ってるだけでも楽しいかも。 手記だとか、いろいろな体裁の文章を交互に配したりしてるところはやっぱり折原一なんだけど、今回あまりトリックらしきものはなかった気が……。装丁に凝りすぎて手が回らなかったのか? まさかね。
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追悼集2冊という変わった趣きのまま物語は進みます。登山記録だの死体検案書だの凝ってます。肝心のオチは…今ひとつでした。
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北アルプスにある不帰ノ嶮から滑落した笹村雪彦の追悼集を纏めることになった。 幼少の頃から事故直前までの出来事を綴られるその企画に携わるうちに息子の事故死に疑問を感じ始める母親・時子。息子の荷物の中から出てきたラブレターの中にしたためてあるイニシャルNとS。この二人が誰かを時子は独...
北アルプスにある不帰ノ嶮から滑落した笹村雪彦の追悼集を纏めることになった。 幼少の頃から事故直前までの出来事を綴られるその企画に携わるうちに息子の事故死に疑問を感じ始める母親・時子。息子の荷物の中から出てきたラブレターの中にしたためてあるイニシャルNとS。この二人が誰かを時子は独自で探りを入れるが――。 この小説は2冊の分冊形式になっていて、その形態は本当の追悼集にように作られている。が、ちゃんとした小説で、犯人もしっかり登場する。 間違っても「遭難者2(別冊)」から読まないこと。 とまぁ、かなり異色な小説だが、内容はあっさり系。ちゃんと読むと犯人も判る。つーか別冊に来て初めて話が展開する感じだし(笑) 物語の面白さより、この奇抜な製作の方に妙な関心をしてしまった。追悼集に徹してるのが凄い。地図も写真も死亡届まであるんだもんなぁ。すげー。
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