岩波講座 現代工学の基礎(3) の商品レビュー
「コンピュータシステムの基礎」と「バイオ材料の基礎」の2分冊。 「コンピュータシステムの基礎」は、いわゆるアーキテクチャ・CPUのしくみの本。OSやプログラミングに関する記述もある。どうしても20年前の本ということで、デバイス・コンピュータに対する考え方に古さを感じる。CPU内...
「コンピュータシステムの基礎」と「バイオ材料の基礎」の2分冊。 「コンピュータシステムの基礎」は、いわゆるアーキテクチャ・CPUのしくみの本。OSやプログラミングに関する記述もある。どうしても20年前の本ということで、デバイス・コンピュータに対する考え方に古さを感じる。CPU内部の動きは専門的になるほど必須の知識だが、私自身が専門ということもあり、広く「工学」を学ぶ人向けにどれほど必要なのかは未知数。 「バイオ材料の基礎」は、タンパク質やバイオマテリアルといった話題。 今どうか分からないが、少し前の大学受験界では「これからの時代バイオが面白い」なんて言われていた記憶があり、その基本的な事柄であると思う。後半に倫理的な議論や社会への影響などもあるので、業界を知るという意味で、視野が広げられて良いのかもしれないと感じた。
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2分冊になっている。 1 コンピュータシステムの基礎 コンピュータの基礎といいながら,データ,ソフトウェア,プログラミングに偏っている。 原理から離れていない事と,一部だけの記述になっていること ソフトウェアといいつつOSに偏っているのもいかがなものか。 講座全体を読めば,どこかになにかが書いているので,自分で全体を再構成しろということなのだろう。 2 バイオ材料で、これまで知らなかったことで、本書に描かれていたことは 遺伝子工学 DNAプローブ法 PCR法,LCR法,SSCP法,
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