天使の屍 の商品レビュー
2度目の読破、3.5つけたい。 真相への驚きはさほどないがぐいぐい引き寄せる謎と読み込ませる文がすごい。また、父親、中学生双方の思いも辛辣に実直に書いてあり、初めてみた時以上にこの心情描出に圧倒させられた。
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久しぶりの貫井作品。最後は希望というか何とかいうか・・まあ、うまく纏まっているかなぁという印象はあるものの、最初期の作品だからか今と比べるとやはり見劣りする部分はある。まあそれは作家として着実に力を付けてきているという証だ。
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親の前ではいい子でも、子どもは親の知らないところで悪いことをしてるし、子どもは子どもの世界での論理があるんだよなぁと改めて思った。子どもたちが危険な誘惑にのらないようにするにはどうすればよかったのだろうか…
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結構後半にいかなきゃ物語の動きがなくて 途中ちょっと退屈だった 後半からは真相が知りたくて駆け足で読了だったけど うーん 主人公の青木父が私はあまり理解できなかったなぁ 私も大学生の息子がいるのできっと青木父とは同年代だと思われるんだけど ジェネレーションギャップに悩むと...
結構後半にいかなきゃ物語の動きがなくて 途中ちょっと退屈だった 後半からは真相が知りたくて駆け足で読了だったけど うーん 主人公の青木父が私はあまり理解できなかったなぁ 私も大学生の息子がいるのできっと青木父とは同年代だと思われるんだけど ジェネレーションギャップに悩むところは、 やっぱりその当時の親には共感されるかもしれないけど
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息子の突然の自殺。真相を探ろうとしているうちに友人たちが次々に自殺。 最初から引き込まれ展開もどんどん進むので飽きなく最後まで読めた。 ライバルの成績を落とす為にlsdに裏ビデオ撮影、販売までするとは全く予想出来なかった。そこまでするのか、と思ったけど競争社会で生き残らなくてはとの思いに駆られた視野も狭い中学生ならそこまで思い詰めるのかも。 現代だからlsdなどの犯罪も私が思うより手短なのかもしれない。 証拠隠滅と復讐の為の殺人を隠す為の自殺にも驚き。 彼らの切羽詰まった思いからの覚悟に胸が苦しくなった。
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中学2年生の息子「優馬」が、ある日突然、何の前触れもなく自殺してしまう。原因に心当たりがない父親の「青木」は、悲しみに暮れながらも、理由を知るため動き始める。 初っ端から優馬が自殺してしまうのが衝撃。少しいつもと様子が違うだけだったのに、まさか自殺してしまうなんて。ムニエルどう...
中学2年生の息子「優馬」が、ある日突然、何の前触れもなく自殺してしまう。原因に心当たりがない父親の「青木」は、悲しみに暮れながらも、理由を知るため動き始める。 初っ端から優馬が自殺してしまうのが衝撃。少しいつもと様子が違うだけだったのに、まさか自殺してしまうなんて。ムニエルどうするのよ。親としては、考えたくもないできごと。本当の理由を知りたいという動機がなかったら、青木もずっと動けなくなったんじゃないだろうか。 自殺は優馬だけで終わらず、続いてしまう。同じくらいの子がいるので、読んでいて気が滅入ってしまった。途中、なかなか読み進められなかったくらい。 最後に判明する真相には驚かされた。そんなことあり得るの!? でも何だか、そういうことが起こっても今の時代ならあり得るかもと思ってしまった。 物語としてはとても面白かったけれど、こんなこと実際には起きないでね、と思った。
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「子供には子供の論理がある。」 傍から見れば「それだけのことで…?」と思ってしまうような世の去り方をしても、見えてる世界が子供は狭い分、世に絶望してしまうものだ。 私もかつては中学生だったし、14歳だった。だからこそ「子供の論理」というものに納得してしまう。 あったはずなの...
「子供には子供の論理がある。」 傍から見れば「それだけのことで…?」と思ってしまうような世の去り方をしても、見えてる世界が子供は狭い分、世に絶望してしまうものだ。 私もかつては中学生だったし、14歳だった。だからこそ「子供の論理」というものに納得してしまう。 あったはずなのに忘れかけていた「子供の頃の世界の見え方」を思い出すような作品だった。
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突如、自殺した中学生の父親が真相を追っていくミステリ。 筆者の作品に共通するのは心理描写の巧みさ。一人称、二人称とも圧倒的な筆力で心情を表現する。 真相を追う父親が、亡き子の生前の様子を友人たちにインタビューするなかで、成熟の途上にある中学生の特有の心理を追いながら話は展開す...
突如、自殺した中学生の父親が真相を追っていくミステリ。 筆者の作品に共通するのは心理描写の巧みさ。一人称、二人称とも圧倒的な筆力で心情を表現する。 真相を追う父親が、亡き子の生前の様子を友人たちにインタビューするなかで、成熟の途上にある中学生の特有の心理を追いながら話は展開する。 派手やトリックもなければ、大胆に鉄道で全国を行き来するような王道ミステリではない。 先を読ませない展開と、なんとも言えない物寂しい読後感はまさに貫井作品。
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評価点が低いのは気になっていたけど読み終えてまあ面白かった。 最初に自殺した父がその理由を探す姿はより父親らしい事をするという使命感にかられてそこまでする姿にはある種感動もあったけど、息子が最初に自殺するのに責任感が強いとか約束したことは必ず守るような描写があった方がより自殺の理...
評価点が低いのは気になっていたけど読み終えてまあ面白かった。 最初に自殺した父がその理由を探す姿はより父親らしい事をするという使命感にかられてそこまでする姿にはある種感動もあったけど、息子が最初に自殺するのに責任感が強いとか約束したことは必ず守るような描写があった方がより自殺の理由は理解されたんじゃないかと思う。 物語の進行上仕方がないとかもしれないが、14歳にして大人顔負けの発言はチョット無理があった感じがした。 毎度思うけどこの作家は狭い世界観を掘り下げるのが上手いな。
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まあまあの面白さ。特に中盤からは一気に読んだ。 中学生の薬物とか乱行とか、ちょっと時代を感じた。 さすがに今やと無さそう。もしくはリベンジポルノとかかなー?! それにしても自殺の理由が非現実的に思える私は、ババアなのかしら?
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