依存 の商品レビュー
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匠千晶シリーズ第五作。 こういう展開になるとは全く思っていなかった。 タックの酔いどれ仙人ぶりは、 万年床とちゃぶ台以外何もない部屋は、 喫茶店に入ってきたとたん世界を変える美女にも動じない諦観は、 それらはひとえにタックの生来の性格かと思っていた。 まさか解離性同一性人格障害を起こすほどの過去を内包していたとは。 そして、それゆえ無自覚だった (もしくは抑圧していた)タカチへの気持ちに気づいてしまうことも、 予想だにしていなかった。 衝撃的なお話だった。 とはいえ、ウサコが語り手の部分もあり、 あちこちと脱線しながらころころと進んでいくところは楽しいし、 同棲している学生のDV騒動をボアン先輩がかっこよく片をつけたりと、 息苦しいばかりではない。 このシリーズの個人的なスタート地点である「黒の貴婦人」を、 すべての作品を読み終わった後に、もう一度読み返したくなってきた。
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むかし、読んだ時 すごく「!!!!!」だったので もっかい読んでみた。。 最初のインパクトが強烈だったせいか あれー それほどでも・・・ でした。残念★
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大好きな「タック&タカチ」シリーズの中でもずっしり読みごたえのある一冊。内容は重い…けども読了感は決して悪くなく、これから先のシリーズもはやく読みたくなった。
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タックシリーズ5作目。再読。内容、全然覚えてなかったけど。いつ読んだんだっけ。読みだすと何となく出てくる。やっぱこれが一番秀逸だと思う。怖さにおいて。人への執着。妄執。依存。虐待は繰り返される。やっぱり私の興味分野とあってるんだよな。本当怖い。しかし、タックがタカチをこんなに思っていたなんて。これまで全然触れられてこなかったじゃないか。タカチからタックならともかく、タックがタカチってちょっと唐突じゃね? しかしあとがきでこんなに今後の予定なんつって書いてて大丈夫なんだろうか。そもそもこないだ読んだ6作目って“卒業・別離”っていう内容だったかしら。つい最近なのに、もう忘れた。また読むかな。
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