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長塚節(著者)
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茨城の小説ということで朝日新聞で紹介された。すでに読んでいるとばかり思っていたが、それは一部分であったようである。夏目漱石が前書きを書いていることの記憶が欠落していた。小作農の生活を、妻の破傷風での死亡、娘と息子の世話、舅との生活、小屋の火災、盗み、など様々なことから描いている。
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方言で読みにくい。微に入り細に入りの描写は歌人の観察眼のなせる業か。そこに味があって読みにくいが引き入れられて読んでしまう。なお文字が小さい。