行きつ戻りつ の商品レビュー
30代半ば、結婚して子供もいる“彼女”たちの、観光ではない旅の物語。 あまりスポットの当たる場所ではない日本のある一箇所に彼女たちは旅立つ。誰かに会うために・・・ 著者自身による写真もあいまって全体的にセピア色の郷愁を感じさせる。 人生の途中でふと立ち止まりたくなるとき・・・この...
30代半ば、結婚して子供もいる“彼女”たちの、観光ではない旅の物語。 あまりスポットの当たる場所ではない日本のある一箇所に彼女たちは旅立つ。誰かに会うために・・・ 著者自身による写真もあいまって全体的にセピア色の郷愁を感じさせる。 人生の途中でふと立ち止まりたくなるとき・・・この本の“彼女”たちのように旅に出てみると何か見つかるのかもしれない。
Posted by
短編小説。物語の舞台を全国各地に置き、ストーリーの終わりには、女性の主人公たちがそれぞれ、心の垢を払拭する。起承転結があるわけではなく、1つの出来事の断片だけを描くことで、描かれていないことまで想像させる。淡々としている中に、作者の選んだ結末に期待が高まる。穏やかに読み進められる...
短編小説。物語の舞台を全国各地に置き、ストーリーの終わりには、女性の主人公たちがそれぞれ、心の垢を払拭する。起承転結があるわけではなく、1つの出来事の断片だけを描くことで、描かれていないことまで想像させる。淡々としている中に、作者の選んだ結末に期待が高まる。穏やかに読み進められる、人情話。
Posted by
この本は、短編集で全部日本の土地を背景に話が進んで行きます。 姑の写真(秋田・男鹿)・一粒の真珠(熊本・天草)・微笑む女(北海道・斜里町)・最後の嘘(大阪・富田林) 青年のお礼(新潟・佐渡)・母の家出(山梨・上九一色村)・湯飲み茶碗(岡山・備前)・姉と妹(福島・三春) Eメール(...
この本は、短編集で全部日本の土地を背景に話が進んで行きます。 姑の写真(秋田・男鹿)・一粒の真珠(熊本・天草)・微笑む女(北海道・斜里町)・最後の嘘(大阪・富田林) 青年のお礼(新潟・佐渡)・母の家出(山梨・上九一色村)・湯飲み茶碗(岡山・備前)・姉と妹(福島・三春) Eメール(山口・柳井)・越前海岸(福井・越前町)・泣き虫(三重・熊野)・春の香り(高知・高知市)という風に。 カッコの前のは題名です。 ここで普通ならどれを紹介しようかな?と思うんですが 選べない!! 全部良かったんです。 どれもこれもすばらしくって、かなり泣きが入っちゃいました。 でも電車の中だったんで、こらえましたが・・・・・鼻水はすすってました(汗) 東北には行ったことが無いので行きたいな〜と思ったり 北海道のまっすぐな道を思い出したり 備前には行った事があるんですが、陶器市には行ったことが無いので 今度是非行こう!!と思ったり 物語がいいと、行ってみたくもなりますよね・・・・ この本は買いですね〜☆
Posted by
- 1