犬夜叉 完全心理解析書 の商品レビュー

竹内規和(著者)

2010/09/03

迷いを捨てきれない半妖（犬夜叉）、自然体の少女（かごめ）等、漫画犬夜叉に登場するキャラクターの言動から、性格を分析し、それぞれが抱える欠落や悩みを追及する解析書。

主人公の犬夜叉から屍舞鳥なんていう誰？ってくらいのチョイ役まで細かく取り上げています。例えば犬夜叉なら「孤独感が強く、人間不信で衝動性が高い」といった具合です。元々の設定がそんな性格だし、そのまんまというか特に新たな発見はないなといった感じでした。ので、ここはやはり一番のお気に入りキャラ『弥勒』を重点的にいきます。
「筋の通った遊び人」キャッチコピーからしていい感じです。総括は「どんなに困難な問題でも合理的な解決方を考えて粘り強く目的を達成する。情報分析は的確で、人の考えを的確に見抜く」とあります。どんだけ的確な人なんだ・・この著者、私以上に弥勒様を高評価しています。「必要とあらば仮面をかぶるし多少の演技も厭わないが過剰な無理はしない。常にリラックスした空気感を漂わせている」この人絶対に弥勒のこと好きだろ・・私的には結構屈折した内面の持ち主だと思うんですが、バランスのとれた好人物だそうです。そして「グループ内の人物に対し最良の働きかけをしている」これは単純に嬉しい見解（特に対犬）です。〆が「彼の重要さは周囲の想像以上に大きい」爆笑！チーム内最弱なんて言われてたりするのに、良かったね、弥勒様。
単純に面白かったです。