獣たちの夜 の商品レビュー
著名人の子供時代を扱ったNHKの番組『私がこどもだったころ』で、押井御大が取り上げられた際、この本に出てくるやうな体育教師が、この作品の主人公と同年齢の頃の押井守をなんとかかんとかやってゐた。多分本作に作者が根性を入れてる証左でいい筈。 その割に、御大はBLOOD関係の企画...
著名人の子供時代を扱ったNHKの番組『私がこどもだったころ』で、押井御大が取り上げられた際、この本に出てくるやうな体育教師が、この作品の主人公と同年齢の頃の押井守をなんとかかんとかやってゐた。多分本作に作者が根性を入れてる証左でいい筈。 その割に、御大はBLOOD関係の企画について「コピーが面白いので」設定に協力するまで、なんとかかんとかこいてゐたさうである。あうあう。 NHKと言ったら、山際寿一『暴力はどこから来たか』といふNHKブックスの本で、本作に登場する「人類史観の変遷」が描かれてゐた。(;・∀・) なほ、なんか飛ぶものの進化仮説の方は、本作発行後、この本に登場する「翼手と鳥の進化」は真逆の方がいいんではないか説が浮上してゐる。 南方熊楠は山岡明阿『類聚名物考』176に「邪視」へナガシメの訓があると紹介し、邪視はナガシメあるいはイロメぢゃねえしと言ってゐるが、イーヴルアイズと言ふとファッシネーションとかビーウィッチメントとか付くよなぁとか、この本での用法を見て思った。
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衒学趣味を所々に敷き詰めた押井守的小説、なぜか文庫本はホラー文庫だが全然そうゆう話ではない。 友人の貸したら衒学的な所はすっぱぬいて読んだそうだが、普通に面白いとも言っていた。押井守の本は素直に面白いと思う。
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死体処理の話や中世からのヨーロッパの哲学について延々と語られてまシタ。 やっと本題に入ったと思いきや一瞬で終わってしまった…。 が、面白かった…
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