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日本の「哲学」を読み解く の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2023/12/05

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Posted byブクログ

2011/11/15

西田幾多郎、和辻哲郎、九鬼周造、三木清の4人の哲学者たちが、いかにして日本独自の哲学を築いていったか、それらの思想形成はどのような影響によるものか、そして思想がカタチとして発展するにつれて、結局は彼ら自身が形而上学の罠に嵌ってしまう過程などに触れられています。記述やアプローチに目...

西田幾多郎、和辻哲郎、九鬼周造、三木清の4人の哲学者たちが、いかにして日本独自の哲学を築いていったか、それらの思想形成はどのような影響によるものか、そして思想がカタチとして発展するにつれて、結局は彼ら自身が形而上学の罠に嵌ってしまう過程などに触れられています。記述やアプローチに目新しさはありませんが、解説が非常にオーソドックスなので、「日本近代哲学史」の入門書としてお勧めです。

Posted byブクログ

2014/10/28

[ 内容 ] はたして、日本に独創的な哲学など存在したのであろうか。 明治以降、西洋思想の輸入に明け暮れていた日本。 しかし世界恐慌を機に、模範としていた西洋近代の諸理念が崩れていった一九三〇年代、日本でも初めて独自の哲学が生み出されていく。 それは、いかなる形而上学原理をも前提...

[ 内容 ] はたして、日本に独創的な哲学など存在したのであろうか。 明治以降、西洋思想の輸入に明け暮れていた日本。 しかし世界恐慌を機に、模範としていた西洋近代の諸理念が崩れていった一九三〇年代、日本でも初めて独自の哲学が生み出されていく。 それは、いかなる形而上学原理をも前提としない「無」の哲学であった。 そこには、すべての価値観が色あせた時代にあっても、なお「生きた力」となりうるものが潜んでいるのではなかろうか。 西田幾多郎・和辻哲郎・九鬼周造・三木清ら、日本の哲学山脈を形づくった四人の思想をわかりやすく解説し、現代を生きぬく知恵を探る。 [ 目次 ] 第1章 西田幾多郎―「無」の哲学の創成(最も確実な知識を求めて;創造的自己としての「自覚」;意識の根底にある「無の場所」 ほか) 第2章 和辻哲郎―「間柄」の底にある「空」の運動(美と倫理の間;人間存在と「空」;否定の運動 ほか) 第3章 九鬼周造―「無」としての「偶然性」(出会いと別れ;「いき」の倫理学;「偶然性」への問い ほか) 第4章 三木清―「虚無」からの形成(「中間者」としての人間;「闇」としての「基礎経験」;歴史を作りだすもの ほか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted byブクログ

2009/10/04

西田の「無」を中心に4人の哲学を概説し、かつ批判的検討を加える。わりと読みやすい。伝記的要素は少ない。

Posted byブクログ