聞書き・寄席末広亭 の商品レビュー
(書いているのが2018年9月、この本を読了したのが2018年1月) 仕事などいろいろがバタバタして、読んだ本の備忘録がおろそかに。 「これはでいかん」と一念発起、もっとラフでもいいからとにかく記録していくことに。 落語などを年中やっている、「寄席」のひとつ、「新宿末廣亭」の、...
(書いているのが2018年9月、この本を読了したのが2018年1月) 仕事などいろいろがバタバタして、読んだ本の備忘録がおろそかに。 「これはでいかん」と一念発起、もっとラフでもいいからとにかく記録していくことに。 落語などを年中やっている、「寄席」のひとつ、「新宿末廣亭」の、「経営者=席亭」の一代記というか自伝というか、自伝風エッセイというか。 北村銀太郎さんは1890-1983、実はもう35年前に亡くなった方です。 「日露戦争だって記憶にある」という年代の人ですから、自伝風エッセイというだけでもちょっと面白い。その上、寄席の経営者、お席亭ですから、これはもう寄席演芸のファンにはなかなかたまらない面白さ。そうでない人には、きっとそれなりのオモシロさ。 昭和の名人たちの、「経営者から見た感じ」とか。戦後のヒロポンの流行とか。 当たり前ですが、寄席演芸のファンであるという以前に、「経営者」であるという人ですから、ただたんに情熱で私財をなげうつ、みたいな感じでもない距離感が面白かった。ような気がします。 続編もあるので、いつか読んでみたい。
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末広亭席亭北村銀太郎による聞き書き。 明治から昭和にかけての寄席の様子を語っています。 諸名人たちの話も面白いですが、 寄席内でのヒロポン・博打の流行ややくざとの関わりなど、 一風変わった話も楽しめます。
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