なぜ、これがアートなの? の商品レビュー
詩的な言い回しや あまりの深い鑑賞に 何度も挫折しかけた。 でも、アメリア・アレナスさんの本なので とりあえず最後まで読もうと がんばっていると 知っている作品や 好きだなあと思う作品や なるほどと理解できる 意図や意味の作品が現れて 何とか読み終えることができた。 フェリック...
詩的な言い回しや あまりの深い鑑賞に 何度も挫折しかけた。 でも、アメリア・アレナスさんの本なので とりあえず最後まで読もうと がんばっていると 知っている作品や 好きだなあと思う作品や なるほどと理解できる 意図や意味の作品が現れて 何とか読み終えることができた。 フェリックス・ゴンザレス=トレスさんの 作品のことを知り、 この作品のジョークを 一度味わってみたいと思った。 コリントの娘の物語をなぞらえた 終章の最後の段落が好きだ。 ”それは知覚と期待、閃く直感と 「美しき誤解」の絡み合った迷路。” アメリアさんでさえ迷路と言っている。 ならば迷路を楽しもう。
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「対話型鑑賞」というものを日本に広めた第一人者であるアメリア・アナレスによる、現代アートについて語られた本。とても読み応えがあるし、紙面の奥に広がる世界が実に豊かです。名著と言って良いでしょう。 旧来のアカデミズムの呪縛から絵画を解き放った印象派が台頭して以来、アートの世界は急...
「対話型鑑賞」というものを日本に広めた第一人者であるアメリア・アナレスによる、現代アートについて語られた本。とても読み応えがあるし、紙面の奥に広がる世界が実に豊かです。名著と言って良いでしょう。 旧来のアカデミズムの呪縛から絵画を解き放った印象派が台頭して以来、アートの世界は急速に、目まぐるしく変化し、特に戦後から現代に至るまでに数えきれないほど多くの「◯◯派」のような芸術運動が展開されてきて、それはアーティストたちがこの世界に新たな視点をもたらそうと格闘してきた歴史でもあると私は思いますが、そのあまりの多様さは、私たちがアートに向かい合うときに混乱をきたす原因にもなっていると感じます。本書は、アートに対して極めて誠実かつ深い造詣を心得た筆者が、そうしたカオスの中での「楽しみ方」を教えてくれるような一冊です。決して「アートの解説書」ではありません。数多くのアーティストたちの闘いの痕跡が、私たちの心を豊かにしてくれるための、鑑賞者としてのヒントを与えてくれているにすぎません。現代アートの面白さの気づきに加えて、対話型鑑賞のもつ可能性の深遠さを示唆する一冊で、現代アートに少しでも気になることがある人にはぜひ読んでほしい一冊です。
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2023.09.23 かなり深い。上手く言えないのですが、アートをとても感じることができる本でした。
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めちゃくちゃおもしろいーー!!!!!! 学術的になりすぎず、かと言って解説してあげますよ〜みたいな上からのやさしいでしょ??みたいな嫌さもまったくない、心地よく寄り添いながら近現代のアートのみかたを示してくれる。 言葉選びが心地よくて、この人と一緒に展覧会とか行ったらたのしそう〜...
めちゃくちゃおもしろいーー!!!!!! 学術的になりすぎず、かと言って解説してあげますよ〜みたいな上からのやさしいでしょ??みたいな嫌さもまったくない、心地よく寄り添いながら近現代のアートのみかたを示してくれる。 言葉選びが心地よくて、この人と一緒に展覧会とか行ったらたのしそう〜とおもった
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20世紀、抽象・ミニマル・ポップ・メディアの流れの中、約70点の作品を鑑賞。作品について語り、著者が観察したことを述べ、解釈のプロセスをあきらかにして、なんらかの意味を引き出す。注意深くそして意識をもって作品を鑑賞していくための例として。 なぜアートなのかを、いろいろと教えてく...
20世紀、抽象・ミニマル・ポップ・メディアの流れの中、約70点の作品を鑑賞。作品について語り、著者が観察したことを述べ、解釈のプロセスをあきらかにして、なんらかの意味を引き出す。注意深くそして意識をもって作品を鑑賞していくための例として。 なぜアートなのかを、いろいろと教えてくれます。本文と口絵写真を何度もいったりきたり。説明を聞くにつれ、小さな写真で細部まで読み取れないのが残念でした。
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おもしろく…は、ない。つらつら書かれているので飽きる。でも、鑑賞の糸口を学ぶにはうってつけ。 製本上仕方ないんだろうけど、作品と文章がいっぺんに見られたら良いのに。図版頁と行ったり来たりするのが面倒臭い
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【オンライン読書会開催!】 読書会コミュニティ「猫町倶楽部」の課題作品です ■2022年4月24日(日)10:15 〜 12:00 https://nekomachi-club.com/events/0085bc1cd232 ■2022年5月16日(月)20:30 〜 22:1...
【オンライン読書会開催!】 読書会コミュニティ「猫町倶楽部」の課題作品です ■2022年4月24日(日)10:15 〜 12:00 https://nekomachi-club.com/events/0085bc1cd232 ■2022年5月16日(月)20:30 〜 22:15 https://nekomachi-club.com/events/e9250e7fa034
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「これは何?」、「この作品全然きれいじゃないわ」、「私にも描けそう」。現代美術をめぐって、世界中どこの美術館でもささやかれている疑問…。でも何か理由があるはず。それにそもそもアートっていったい何だろう?感動の終章。元ニューヨーク近代美術館の名物講師が美術観・人生観を変える。 ど...
「これは何?」、「この作品全然きれいじゃないわ」、「私にも描けそう」。現代美術をめぐって、世界中どこの美術館でもささやかれている疑問…。でも何か理由があるはず。それにそもそもアートっていったい何だろう?感動の終章。元ニューヨーク近代美術館の名物講師が美術観・人生観を変える。 どこかのぶっ飛んだ幼稚園児の絵を、これら作品群の中に混入させてもおそらく誰も気が付かないのでは? それが、モダンアートの正体です。つまり、一度作者の手を離れた作品は、見る側の自由にゆだねられる運命にあるということです。美術が、音楽と大きく異なるのは、美術(家)は往々にして事後評価となる点ではないでしょうか?音楽は、一聴しただけで善し悪しがわかりやすく、さらに聴く人の感動レベルがある程度均一なのに対して、絵画の世界では例外を除いて生きているうちに評価される作品はまれで、有力なパトロンや一部の評論家の後押しで日の目を見るという長い下積みが不可欠です。 こうしたわかりづらい美術の世界を、美術館のキュレイターが易しく解説を試みたのが本書です。 作者曰く、生まれてからずっと社会的な規則に縛られ、激情や欲情を抑え込むことを良しとしてきた人間社会の見えない暗黙の掟への反抗心の発露がモダンアートであり、その共感からスリルやミステリアスさを許容し待ち望んでいる人の心に訴えかけてくる(P66)・・らしい。 小難しい理屈はわからなくても、確かにゴッホやマティスの作品は一度見たら忘れられない何かがありますよね。要は、わからなくってもいいので、自分の感性を信じて、できるだけ多くの作品を見てみましょう。
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おもしろかった、でも難しかった〜 え、これがアート?というようなアートが並びます。 著者が一つ一つそこから見えるものと考えられることを話していきます。 よくもまぁこんなに語れるのだろうか... その観察眼と発想と知識にはたまげます。 少し時間をおいて、またじっくり読んでみようか...
おもしろかった、でも難しかった〜 え、これがアート?というようなアートが並びます。 著者が一つ一つそこから見えるものと考えられることを話していきます。 よくもまぁこんなに語れるのだろうか... その観察眼と発想と知識にはたまげます。 少し時間をおいて、またじっくり読んでみようか...
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どこからが『芸術』でどこからならアートなのか。というかなぜそれはアートなのか。レプリカは芸術か? デュシャン以降の芸術概念
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