わが母中村久子 の商品レビュー
幼くして病気で四肢を切断し、生きるために自らを見せ物小屋に売った中村久子女史の壮絶な人生には、涙を流すよりもただ驚くばかり。 この方の名前をつぶやくだけで、どんなことにも立ち向かっていけるのではないかと思える。(HPの日記より) 中村久子氏は病気で両手両足を切断した状況で生きた方...
幼くして病気で四肢を切断し、生きるために自らを見せ物小屋に売った中村久子女史の壮絶な人生には、涙を流すよりもただ驚くばかり。 この方の名前をつぶやくだけで、どんなことにも立ち向かっていけるのではないかと思える。(HPの日記より) 中村久子氏は病気で両手両足を切断した状況で生きた方だが、その境遇以前に、強い意志を持っておられたことに驚嘆する。(HPの日記より) ※2001.1.3購入@読書のすすめ 2001.6.20読了 2009.4.30売却済み
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なかなか自分のことは書きにくいものだ 久子さんの自伝では一般論や環境描写に成りがちなところを 娘の立場で得た情報を書くという角度からならば ありのままに近い具体性を書き込めるようだ 特に富子さんという人柄がオオラカなのだろう ここまで書く必要もないと思われる個人的な部分も 赤裸...
なかなか自分のことは書きにくいものだ 久子さんの自伝では一般論や環境描写に成りがちなところを 娘の立場で得た情報を書くという角度からならば ありのままに近い具体性を書き込めるようだ 特に富子さんという人柄がオオラカなのだろう ここまで書く必要もないと思われる個人的な部分も 赤裸々にさらりと言ってのける 母を描くという行為に中で 無意識にしろ自分を描いている事にもなるし 長女である美智子さんのことも浮かび上がってくる 長女の結婚と戸主という時代背景も垣間見ることができる この本と「心の手足」の二冊と著者の二人を通して 立体的な人間模様更にはニホン人気質を見ることを可能にしくれる 障害者や福祉の研究書としても大事な二冊である 中村久子年譜付き
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