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僕のいた場所 の商品レビュー

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藤原新也の出会った奇…

藤原新也の出会った奇妙な会合や動物などに関するエッセイ集。

文庫OFF

2014/06/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

藤原新也の「平成幸福音頭」の文庫版改題。文庫化でタイトルが変わったのに気付かず購入。久しぶりの読み返し。もともとのクレアでの連載は、文庫版タイトルである「僕のいた場所」だったらしいですが。 山手線6扉車両(朝通勤時間は座席無し車両)を「社畜電車」と呼ぶような感覚は、いかにも藤原新也らしい。単行本からは約20年以上経ていますが、描かれている社会の病理的な部分は今でもあまり変わっていないかも。

Posted byブクログ

2009/10/04

思考するより早く思惑とは異なる結論が導かれる。 誰もが近くに答えを求めることに異を唱えず、 誰しも陥る過ちすらそれも真なりと相槌を打つ。 ソレはソレだしソウじゃなければソウじゃない。 たとえ誤魔化そうとも結果が語るであろうことを悟り、 何者にも換えがたき己を受け入れるべきであ...

思考するより早く思惑とは異なる結論が導かれる。 誰もが近くに答えを求めることに異を唱えず、 誰しも陥る過ちすらそれも真なりと相槌を打つ。 ソレはソレだしソウじゃなければソウじゃない。 たとえ誤魔化そうとも結果が語るであろうことを悟り、 何者にも換えがたき己を受け入れるべきであると叫ぶ。 己とは感覚と置き換えるべきかもしれない。 環境と歴史が自己形成に寄与してる事実を見誤ってはいけない。 情報と怠惰が何を駄目にしているかに気づくべきだろう。 そうだ、誰よりも広く自分を信じろ。 そうやって、何よりもその道を進めばいい。 そう、ぼくはぼく以外に立脚したくないんだってこと。 己を信じれる人間として、生きてゆきたいと思う。

Posted byブクログ