草原の輝き の商品レビュー

野中柊(著者)

過去を引きずったまま…

[文庫ＯＦＦ]

過去を引きずったままのなつきの前に、不思議な少女が現れる。なつきの再生を描いた物語です。

2013/02/24

忘れられない一冊。
世間の評判はあまりよくないようですけどね。
でも少なくとも19歳の僕は、この小説によって確かに浄化され救われました。
現在の野中さんの成熟した文体では、逆にこの小説はこれほど軽やかで清冽で瑞々しい仕上がりにはならなかったのではないでしょうか。

2011/10/25

「死んでも、生きる。私たちが一生懸命生きているかぎり、愛したものは生き続ける。」本の標題である「草原の輝き」は右の主旨を歌うキーツの詩の一節から選び取られた。
解説

2009/10/04

nnn.最初は戸惑いました。でも、こういう夢うつつな感じが、逆に、真実味というか、より親近感を話に与えていて、自分のことのように、自分の場合に置き換えて読んでいました。最後には、爽快感だけではない、なんとも言えない感覚があります。