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黒いドレスは幸運の印 の商品レビュー

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2009/10/04

きらびやかなパーティ会場を、黒いドレスに身を包んだ女が横切っていく。女の名はジェーン。そして彼女の目的は、パーティの中心人物、ライアン。今日はライアンの誕生日なのだ。ジェーンに気づくと、彼は言った。「君は何を贈ってくれるんだい?僕がすべてを奪ってしまったはずだが」ジェーンは渾身の...

きらびやかなパーティ会場を、黒いドレスに身を包んだ女が横切っていく。女の名はジェーン。そして彼女の目的は、パーティの中心人物、ライアン。今日はライアンの誕生日なのだ。ジェーンに気づくと、彼は言った。「君は何を贈ってくれるんだい?僕がすべてを奪ってしまったはずだが」ジェーンは渾身の力と怒りをこめてライアンにパンチを見舞った。この二人の因縁は、三年前のある事件に端を発する。ライアンは、ジェーンの親友アーヴァと婚約していた。おとなしいアーヴァは親の勧める彼との結婚に強い不安を抱いており、それを知ったジェーンは一計を案じた。アーヴァとライアンの結婚式当日、神聖な誓いの直前に、ライアンの恋人を装って彼の不実を訴えたのだ。結局、結婚はお流れとなり、そのときからライアンの復讐が始まった。ジェーンの会社は彼によって倒産に追い込まれ、資産はすべて没収された。が、それはまだ序の口だった。ライアンはさらなる手を用意していた! ヒーローが復讐に必死になっているというのは、なんかかっこわるい。それも直接関係のないヒロイン相手に。確かに結婚をぶちこわしたヒロインにも非はあるし、そんなことをヒロインに依頼するヒロインの親友もどうかと思うけど、それにしたって破産するまで追いつめるというのは、ヒーローのすべきことじゃない。そのくせちょっかいはかけずにいられないって小学生のケンカじゃないんだから。巻き込まれたヒロインの会社の従業員が心底かわいそうだ。

Posted byブクログ