世界の国旗全図鑑 の商品レビュー
内容は少し古く、有名どころでは例えばボスニア・ヘルツェゴビナの旗が以前の白地に水色の盾のものであったりするのだが、それでも自治体旗・国際組織の旗・民族旗・過去の国旗・コラムなどまでカラーで収録しているという意義から、未だ魅力を放ち続けている一冊といえそう。 強いていうならば、本書...
内容は少し古く、有名どころでは例えばボスニア・ヘルツェゴビナの旗が以前の白地に水色の盾のものであったりするのだが、それでも自治体旗・国際組織の旗・民族旗・過去の国旗・コラムなどまでカラーで収録しているという意義から、未だ魅力を放ち続けている一冊といえそう。 強いていうならば、本書は地理学、歴史学、政治学などの専門家が記述したものではないこともあり、例えば冒頭の一節から「旗の存在意義とは、国のシンボルという以前に、まず『民族のシンボル』であるべきだ」など、かなり怪しいものも見られるが、前述した情報量についてや内容のコンパクトさ、各国偏りのない記述量など、「国旗の簡易図説本」としては優れた点が多く、非常に有用性の高いものだと思う。
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