日本古典文学紀行 の商品レビュー
岩波の新日本古典文学大系の月報に連載された「地名散策」を一冊にまとめた本である。 各巻に関連する地名を題材に様々な執筆者が書いていることから、もとより玉石混交の感は否めないが、総じて旅情を催させる文章が多い。 これを読んでいる最中、関西出張の帰途、古本を求めて東海道線の膳所駅で...
岩波の新日本古典文学大系の月報に連載された「地名散策」を一冊にまとめた本である。 各巻に関連する地名を題材に様々な執筆者が書いていることから、もとより玉石混交の感は否めないが、総じて旅情を催させる文章が多い。 これを読んでいる最中、関西出張の帰途、古本を求めて東海道線の膳所駅で下車した私は、偶然にも義仲寺の存在を知り、芭蕉の墓を訪ねた。 この本の後半、湖南の章に義仲寺のことが書かれているが、まだそこまでは読み進めていなかった。 興味深い偶然である。
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