ひとりで歩く女 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
私が死んだら読んでください、という女の手記から始まる 10万ドルをめぐる居合わせた船客の疑心暗鬼と 2つの事故は殺人なのか、そしてもう1つの殺人。 大富豪にのし上がった従弟ルパートから青写真の配達を託された 知的美人のヒロインと子犬系青年トニーと謎の庭師、大蛇……。 女性らしい伏線の張り方。 最初から答えは提示されていたのだ!と気付いたときは 気持ちいい。
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一つの手記から、10万ドルをめぐる殺人事件が起きるのだけど、船という密室を舞台にしているあたり、いわゆる「本格派」である。犯人当てとか、トリックとしては、甘いのかもしれないが、手記のもっていきかたが上手い。1948年発行とは思えない新鮮さがあった。著書が多いのに、未訳が多い作家...
一つの手記から、10万ドルをめぐる殺人事件が起きるのだけど、船という密室を舞台にしているあたり、いわゆる「本格派」である。犯人当てとか、トリックとしては、甘いのかもしれないが、手記のもっていきかたが上手い。1948年発行とは思えない新鮮さがあった。著書が多いのに、未訳が多い作家のようだ。面白いのにね、残念。
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ミステリーというよりも上質な文学作品を読んでいるような文体で、巧みなプロットでテンポよく最後までひっぱる。クラッシックミステリーらしく読者にもそこここで伏線が与えられるので推理する醍醐味も。
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読み終わったときの感想…サスペンスだけどそれだけじゃない。むしろ本格としてのほうが強いんじゃないかと。ハラハラする展開はもちろんのこと、張り巡らされた伏線に次々起こるなぞの殺人事件、さらに読者をあきさせないプロット。そして何より意外な犯人。読み終わったときに事件の全体像が初めて見...
読み終わったときの感想…サスペンスだけどそれだけじゃない。むしろ本格としてのほうが強いんじゃないかと。ハラハラする展開はもちろんのこと、張り巡らされた伏線に次々起こるなぞの殺人事件、さらに読者をあきさせないプロット。そして何より意外な犯人。読み終わったときに事件の全体像が初めて見えてくるという感じで。すばらしかった。
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